「まほろば」と聞くと司馬遼太郎の「北のまほろば」を思い出す
街道を行くの中で
青森県の津軽半島と下北半島を旅し
三内丸山遺跡をはじめ多くの縄文時代の風景を記述し、
この一帯が縄文時代に豊かな「北のまほろば」だったのではないか
と書いている
*まほろばとは素晴らしいところという意味の古語
狩猟や採集時代の縄文時代
北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群
世界文化遺産の国内候補になり、
ユネスコ世界遺産センターの世界遺産暫定一覧表
にも記載されている。そのコメントの中で、
「 特に、北海道・北東北を中心とする地域では、
円筒土器文化・十腰内式土器文化・亀ヶ岡式土器文化などの
縄文時代を代表する独特の地域文化圏が繁栄し、
特に亀ヶ岡式土器の文化は遠く近畿・中四国地域や
九州地域に至るまで影響を及ぼした」
http://www.net.pref.aomori.jp/aomori_jomon/recommend/index.html
当時の北海道、東北地方の縄文文化が日本全国に影響を
与えたなんて、素晴らしいロマンですね。
そんなロマンを感じつつ下北半島にのぞむと
この「陸奥横浜」という面白い名前の駅があります。
訪れたのは早朝5時、まだ人もいません。
日常でも乗車人員が91人/日だそうです。(降車客は除く)
1日200人程度の利用でしょうか?
営業は8時からだそうです。
このJR大湊線(おおみなとせん)は、青森県野辺地駅で東北本線から分岐し、
下北半島の陸奥湾側を縦貫してむつ市の大湊駅まで
「はまなすベイライン大湊線」という愛称で呼ばれているそうです。
私の住んでいる埼玉県の駅からこの線路は続いているのも
ぶっくりというかロマンです。
終点の大湊駅から1つ手前の下北駅はJR東日本最北の駅
ちょっと行ってみたかったのですが、時間がなく断念。
この先で有名なのは恐山、大間のマグロですね。
倭(やまと)は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠(やまこも)れる 倭しうるはし
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