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鉄子鉄男だけでなくとも必見!甲府今昔物語

2015年10月20日 | 甲府・データ
4年後、甲府市は大きな節目を迎えます。

武田信玄公の父、信虎が甲府に館を構えてから2019年で500年という節目です。

私がいる甲府駅前の風景が、今から500年前どうだったのか、甲府に住んだ人たちがどんな生活をして、どんな姿をしていたか、タイムマシンを使って見てみたいなー。ご先祖様は何をしてたんだろう、ちょっと気になるところです。

さて、開府500年を迎えるにあたり甲府市は様々な記念事業を展開しています。

その一環として、ただ今市役所の一階展示コーナーで「山梨鉄道の歴史」と題し、中央線、そして甲府駅にまつわる貴重な写真や資料を展示しています。





鉄道マニアが喜ぶようなものもありますが、私が興味を持ったのはかつての「甲府」の姿がわかる資料です。

一部をお見せします!


明治36年甲府駅開業の記念アーチや甲府停車場設計図。今から112年前のことです。




このころに、噴水があったことがわかる当時の駅前の版画


そして、昭和20年。甲府空襲で灰塵に帰した駅前の写真


その6年後、新しい駅舎をバックに颯爽とあるく笑顔の女性二人。
はつらつとした様子からも復興した甲府のエネルギーを感じることができます。


昭和38年の甲府駅を背にした駅前、平和通の様子です


水晶産地の甲府らしい、水晶を積み上げた大きな噴水をみることができます。平和通りには昇仙峡観光でにぎわっていた当時、沢山のおみやげ物屋さんが建ち並んでいます。お店の前には、ぶどう棚のアーケード。私が小学生の頃にもこの噴水や、ぶどう棚アーケードがあったことを思い出しました。


この頃の甲府は特徴のあるまち並みが広がり、甲府も多くの人でにぎわっていました。懐かしいな~


現在甲府駅前は駅前開発で大規模な工事が進められています。これから先の未来に、ああ、ここが我がふるさとと誇れる甲府の景観になればいいなって期待しています。

展示物のひとつにこんな歌詞が掲載されていました


明治44年に中央線全線開通を記念して作られた中央線鉄道唱歌です。
東京、神奈川、山梨、長野、岐阜、愛知まで、それぞれの地域の特徴を歌ったものです!いやー、面白い。


9番に注目ですよ!!!


1 汽笛一声我が汽車は はや離れたり飯田町
  牛込市ヶ谷堀の端 四ツ谷出づれば信濃町

2 千駄ヶ谷代々木新宿 中仙道は前を行き
  南は品川東海道 北は赤羽奥羽線

3 大久保つつじの花盛り 柏木中野に兵営を
  見るや荻窪吉祥寺 境を過ぐれば国分寺

4 立川越えて多摩川や 日野に豊田や八王子
  織物業で名も高く 中央線の起点なり

5 朝河行けば小仏ぞ 沢井沢をば早渡り
  与瀬上野原鳥沢や 谷間に架けしは猿橋か

6 甲斐絹産地で知られたる 郡内地方は此あたり
  山の中なる大月に 水力電気の事業あり

7 ここは名に負う笹小嶺 トンネル一万五千尺
  徒歩にて越しは十年前 居ながら通る気楽さよ

8 初鹿野塩山向嶽寺 温泉効験いと多く
  差出の磯の日下部と 螢で名高き石和町

9 次は甲府の城の跡 山岳四面に重畳し
  甲州一の大都会 山梨県庁ここに在り

10 竜王韮崎日野春は 八ヶ岳をば右に見て
   小渕沢より富士見台 海抜三千百余尺


そして、長野、岐阜、愛知へと続き


28 待ちに待ちたる中央の 鉄路もここに全通し
   国運ますます隆盛に 栄ゆる御代ぞめでたけれ

   国運ますます隆盛に 栄ゆる御代ぞめでたけれ

と締めくくられます!

甲州一の大都会!そんな自負があるから今よりもっと良くしたいって思うんじゃないかなーって思っています。

「山梨鉄道の歴史~中央線を中心に~」は
10月30日まで甲府市役所1階で展示していますので、是非皆さんこの機会にご覧ください!