内的真実に留まることによる 外的真実の超越 2023-05-28 02:33:41 | 日記 内的真実に留まることによる 外的真実の超越 真実は大事だが、留まるべき真実と、引っ張られてはならない真実とがある。内的真実と外的真実とを区別して、前者によって後者を超越することが必要で、これがなければ〈真実〉によって魂が滅ぼされてしまう。ぼくはひとつの音楽を弾き、聴き、自己同一性を確かめた。これに留まることが内的真実であって、ぼくはこれに命を懸けて留まるのだ。これは空想ではなく行為であり、この魂の行為こそが思想なのだ。
記憶(マルセルの言葉) 2023-05-28 01:33:10 | 日記 マルセル「形而上日記」149頁 《 こう人は問うだろう、記憶は自らを保存するのか、あるいは、記憶を保存する傾向のある或る能動性が存するのか、と。だがこの区別は意味が無い。記憶は霊魂的[psychique]な能動性の外部にあるのではないのである。》