高田博厚の思想と芸術

芸術家の示してくれる哲学について書きます。

「自然」に沈潜して「自己」と「神」を触知する

2021-02-25 18:37:07 | 日記

美術への、思索性のある関わり方をしたい。


以下、2020年02月25日記す。
(高田博厚 芸術論)

 
利口な人間は、自然性から遊離しているかぎり、(存在論的に)みな阿呆だ、と言うべきだろう。この自然性、あるいは端的に言って、自然のなかにしか、人間が深まる根源はない。人間は動物とはちがう経路を通って、この自然のなかに沈潜してゆかねばならない。 この意味での自然を、人間はけっして単純に会得することはできない。芸術創造などは、この会得に向っての労苦の路である。この路において、自己と神とを知らねばならない。
 
 
 
 
 


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