喜劇 愛妻物語 監督:足立 紳
売れない脚本家(豪太)とその妻(チカ)の「取材旅」に、夫婦生活(性活?)の機微を重ねた「ロードムービー」。
あまりにも赤裸々で、あまりにもスケールの小さい物語の積み重ねなのだが、「それってあるよなあ」と思わず共感して
しまう不思議な「家族映画」でもある。
チカは絶えず豪太のことを罵倒しているのに、なぜ一緒にいるんだろうと思ってしまうのだが、物語の随所にアップで
映し出されるチカのおしりに彼女の思いが感じられて・・・、なんか泣けます(笑)。
上映時間が平日の午前中ということもあるのだろうが、1人で観に来ていた中年男性(私もだが)が多かったことにも、
なんか泣けます(笑)。