ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその112-ウイークエンド

2013年10月11日 | パンク&ニューウエイヴ
もの静かで落ち着いたサウンド。

1980年代のパンク・ニューウエイヴ全盛の頃、様々なバンドが人気の渦中に分裂し新しいバンドを結成していた。
代表的なのはマークスチアートが率いた「ポップグループ」であろう。
白人ファンクとして有名だった「ポップグループ」は2枚のアルバムを残し解散してしまう。
そして「ピックバック」と「リップリグアンドパニック」の2つバンドに分かれた。
マークスチアートはどのバンドにも属せず、単独でメタミュージックへ転進した。
今回紹介するバンド「ウイークエンド」も男女混合バンドだった「ヤングマーブルジャイアンツ」が解散し、そのヴォーカリストの女性「アリソンスタットン」が結成したバンドである。
この「La Variet」はバンドのデビューアルバムである。
サウンドは落ち着き、静かで、とても癒されるものである。
昼下がりに聴くにはちょうど良いテンションだ。
全体はボサノバを基調にしたサウンドでアルバム全体も良くまとまっている。
前述の「ヤングマーブルジャイアンツ」からはもう一つ「ザ・ジスト」と言うバンドも生まれている。
こちらは典型的なテクノバンドであった。
1980年代はまさに群雄割拠、様々なバンドが生まれては分裂し新しいバンドを結成していた時期でもある。
更に特徴的にはアメリカのロックやポップスとは一線を引いた方向性の違いが明確であった。
第二のブリテッシュインベイションであった。
今回紹介したこのウイークエンドのアルバム、時と場所を選ばずに聴ける名盤であろう。


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