早朝の出勤がつらい寒さです。
↑地面に霜が降りています。
↑朝8時頃までこんな感じで、その後は融けて暫くはビチョビチョ。
午前9時過ぎにやっと乾く感じです。
そのため8時過ぎまでは、丘の下の果樹園から丘の上の果樹園に薪運びをしました。
果樹園用の運搬車を使うので、基本的には運搬車に切り倒した果樹(薪状に切り分け済み)を荷台に載せたり降ろしたりします。
薪にした果樹は、知り合いの方にお分けしたりします。
知り合いの方の中には、お風呂が薪で沸かしたり、薪ストーブを使っている方がいらっしゃって、いずれ引き取りに来てくださいます。
実家にとっては販売ではなく、そのまま引き渡すだけ。
あとは粉砕したり、腰掛け代わりに使っていることもあります。
掘り起こした果樹の根は薪にはなりませんので、粉砕か廃棄にしかなりません。
根にからむ泥をこそげ落とすのも意外と大変で、粉砕できない(チッパーに泥が詰まって故障の原因)ことも多く、廃棄になる方が多いかもしれません。
こういう処分しなければならない果樹も一定数あるので、農業のごみ問題はなかなか解決しないものです。
よく家庭ごみの量が⋯とごみの減量を行政が呼びかけますが、家庭に物資が届けられる前段階で、どれだけ廃棄物が出ているかなんて、消費者は知らないものねぇ、と思ってしまいます。
この後は、チッパーで剪定枝の粉砕、太枝切り、癒合剤塗布をしました。
丘の上の果樹園で作業しましたから、暖かいを通り越して暑い⋯。
落葉果樹の園での労働は、意外なことが多いです。
例えば、日焼けしやすいのは冬〜春。
夏は思ったよりも日焼けしません。
それは晩秋に落葉して、春の芽吹までは樹に葉っぱはありませんから、たとえ日差しが弱弱しくても、冬の方が日焼けしてしまいます。
逆に芽吹以降は、耐え難い暑さはあっても、葉っぱで日差しを遮ってくれるので、日焼けはしにくいものです。
でも世の中、日焼け止めクリームが爆売れするのは春〜夏。
この時期は日焼け止めクリームが品切れのお店が多いのがちょっと困るンですよねぇ。
さて、この日は初地蔵だったので、例のお地蔵さまに帽子と前掛けを奉納しました。
祖母がお地蔵さまの帽子はふっくらしていないといけない、と言うので少しオーバーサイズです。
ここのお地蔵さまは着ぶくれした姿が信仰の証、というタイプです。
昨年大晦日に切り裂きジャックによって、無断でこれまで200年以上続いてきた奉納襷が根こそぎ切り刻まれました。
だから私にはお地蔵さまが、寒々しい、可哀想、憐れ、不憫、気の毒、絶句、空虚、無念等など、言葉で表現しきれないほどの状況です。
少しでもお地蔵さまを慰めたい⋯一方でこの慰めたいのは、祖母の心だったり、自身の心なんだと思います。
お地蔵さまが早く着ぶくれしてくれますように。
最近の祖母は認知が多少怪しくなってきて、少々怒りっぽくなってきました。
私が帽子と前掛けの奉納をしたことで、祖母の気持ちが少しでも安らげたらいいな、と思っています。
次回も楽しくお手伝いしたいです。