makoto's daily handmades

お手伝い 1月3回目 枝束ね&太枝切り&剪定枝粉砕&イチジク剪定

今の季節は日の出前からバイクで実家にむかうのですが、バイクの気温計は3℃を表示。

より内陸の実家に向かうにつれて1℃まで下がりました。

寒いったらありゃしない⋯と思いつつバイクのヘッポコ気温計が少々あてにならないし。

というのも、真夏の炎天下では必ず40℃しか表示しません。

たぶん上限が40℃しかなく、おそらく下限もあって1℃しか表示できないンじゃあないか疑惑です(苦笑)

 

この日、最初の作業は丘の下の果樹園から。

少々冷気が溜まりやすい場所なので地面一面に霜が降りて、寒々しい風景でした。

この果樹園での剪定は終わりまして、いまは太枝切りと枝束ねの作業です。

そこで、比較画像をば。

↑剪定前

↓剪定後

だいたい同じ角度から撮影しています。

剪定前は父が亡くなる前日に撮影。まだ剪定が始まっていません。

その後、葬儀やお正月を挟んだのでやっと先日剪定が終わりました。

ここは果樹園のうちの10分の1くらいの面積で、元々は私が生まれた家や車庫、納屋、井戸、家周りの小さな畑等があった場所。

私が小学生の時、父と祖父がこの宅地を開墾して果樹園にした場所です。

この風景が私はすごく好きです。

夏でも涼やかな風が駆け抜け、葉擦れの音、木漏れ日が美しい場所です。

 

実家の農作業の進め方は、同じ作業ばかりでは飽きて疲れる(作業が雑になる)ので、1時間くらいで別の作業に切り替えていくようにしています。

次に兄と2人で剪定枝の粉砕をしました。

これは耳栓を使うくらい騒音がするチッパーを使います。

その耳栓が⋯。

どうにも私に左耳の穴の形が悪いのか、耳栓がフィットしないンです。

私は身体の左側が全部小さめにできていまして、とくに耳の形、耳の穴辺りは顕著です。 

兄は耳栓が苦手らしくティッシュを丸めて突っ込んでいまして、私も片耳はティッシュにしようか思案中です。

午後は母と2人でイチジクの剪定をしました。

↑剪定前

↓剪定後

もう、母と言い合いながらの作業です。

剪定は、当年結実する枝(新梢)を伸ばすための作業と言えます。

だだしその枝を伸ばすための枝、その枝が枯れ込んでしまうための予備枝を残さなければなりません。

昨年は父と一緒にやった作業でしたから、なんとなくでも父に教えてもらいました。

1年前の私は「また来年もお父さんに教えてもらおう」と思っていたのに、今年は母と2人だけでやるとは思いもしませんでした。

母は全体を見て判断をするのが苦手なタイプ。

片っ端から枝を切ろうとする母に閉口しました。

母は剪定が苦手だからな⋯と溜息をつきつつ、黙々と作業しました。

 

この日、母が「Tくん今年も具合悪いンだって」と地域の噂話を始めました。

Tくんは私より1歳年下の生産者仲間なのですが、季節性の持病をお持ちです。

そのため実家と同じくらいの面積の果樹園をお持ちですが、剪定作業が全体の3割終わっているかどうか、という状態。

Tくんのお父さまが運動機能系の持病をお持ちなのと、私の亡父と同年代です。

母が「うちの剪定が終わったらTくんところに手伝いに行くかも」と話します。

私もチッパー作業とか手伝いに行けるよ、と提案したものの、断られました。

Tくんにも姉妹がいまして、その姉妹が手伝いに来ていないのに、生産者仲間のヨメに行った妹が手伝う訳にはいかない、大ごとにしたくない、というのです。

だからこそ私は川崎市の援農講座を受講して農家の誰もが活用できるようにしているンですけれどねぇ。

やはり農家は自分の家の中のことを他人に知られたくない、という意識が強いンだなぁ、と。

私はただ、農地を維持したくても人手不足のために困難になっている果樹農家のお手伝いがしたいだけなんですけれどね。

私の思いは私の勝手な思いなので、受け入れられなければ放置される思いでもあります。

実家周辺の農家のみなさまが末永く農業を維持できる環境が続きますように。

そう願わざるを得ない農地制度を背負っている地域でもあります。

次回も楽しくお手伝いしたいです。

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