今日もヒマラヤ杉のマツボックリを手に持ったら、グラグラしました。
なんだろう?と思っていたら、分解が始まりました。
右側がシダーローズと呼ばれる部分(マツボックリの先端部分でここは分解しません)。
左側が残った本体(マツボックリの下部)。
指で本体を触っていたらボロボロと崩れていきました。
左側が本体(下部)、真ん中が崩れたマツボックリ、右上がシダーローズ。
つい夢中になって指で触っていたら完全に分解しました。
左上が本体(マツボックリの芯と最下部)。
右上がシダーローズ。
左下が薄皮状態の種。まるで花鰹。
左下がマツボックリの厚い皮。まるで厚削りの鰹節。
関東地方では鰹節は一般的でスーパーマーケットで普通に鰹節、花鰹、削り節等、何種類も見かけますが、他の地域はどうなんだろうか?とふと思いました。
薄皮に包まれた種。
どうなっているかな?と割ってみました。
種は未熟なのか、とっても小さくて、中のほとんどは液体(松ヤニみたいな感じ)でした。
強烈な針葉樹らしい香りがして、これはこれでいい匂いと感じました。
まるで針葉樹林帯を散策しているみたいです。
台風15号通過後、9月9日に倒木したヒマラヤ杉から私が取ってきたマツボックリは2つ。
そのうちの1つが成熟時のように分解し、シダーローズになりました。
もう一つはまだまだ堅くて分解はまだ先になりそうですが、このレポートは今回で最後とします。
自然界では10月頃に樹上で分解して、シダーローズが地面に落ちてきて、マツボックリの破片は風に飛ばされていくそうです。
そんな風に分解していくだなんて、ヒマラヤ杉が倒木するまで知りませんでした。
台風15号の爪痕はとても大きな災害となりました。
東京電力によるとすでに全域で電力復旧とはなっています。
暴風で屋根が飛ばされて室内から空が見えても柱が倒れていなければ、一部損壊となる等、罹災証明書には納得されていない方も多いのだとか。
いざ自分に降りかかる災害だったら、と思うと心から恐ろしく感じます。