makoto's daily handmades

漫画「乙嫁語り」10巻を読む

森薫著。


今回、表紙イラストを見て「雪んこ?」と頭の中にハテナが浮かびました。
でも相変わらず、中央アジアが舞台のはずなのに?と、よーく見たところいつもの夫婦でした。
あれ?パリヤさんのお話は前回で終わり?と。

待望の「乙嫁語り」の新刊なので、表紙だけでとても期待が膨らみました。
結果、今回もいい!
クリミア戦争前夜という物語の舞台も、私が唯一世界史で興味がある戦争なのも呼応して、魅力的です。
私には、とても寒い中央アジアの草原の冬で、どう生き抜くかを経験することはないだろうし、アンカラで誰かを探して彷徨うこともないし、前人未到の地をレポートすることもないです。

今回は、懐かしい人々が登場します。
そして思い出すのです。
「乙嫁語り」って、イギリス人のスミスさんの中央アジア見聞録だったことを。

なるべくあらすじを晒さずに、感想を書くのは難しいのですが、私が一番おすすめする漫画です。
私の勤務先で「乙嫁語り」展や「森薫」展を開催してくれればいいのになぁ、と思ってしまいます。
今回は、思っていた展開(パリヤさんの新婚生活等)ではありませんでしたが、私の想像を超えた展開でしたから、驚きと喜び、そしてまた何度でも読みたくなる物語でした。
次巻もとても楽しみです。

コメント一覧

makoto
jun-sweetsさんへ
日本には図書館はたくさんありますが、まんがに特化した文化施設はそれほど多くありません。
東京の明治大学現代マンガ図書館、横手のまんが美術館、埼玉の漫画会館、京都の国際マンガミュージアム、広島の広島市まんが図書館…。
漫画好きなので、関係する文化施設にも興味があります。
行ってみたいという気持ちが、行ってきたになるには、まだまだ重い腰が上がりませんが、いつか行ってみたい施設ばかりです。
jun-sweets
こんばんは(^^)
住んでいらっしゃる場所が違うのに、広島まんが図書館の蔵書もご存じとは(◎_◎;)
主人は会社が近くなので通りかかるけど、私は行く事がないなぁ^_^;
makoto
裕さんへ
コメントありがとうございます。
大河ドラマ「八重の桜」の主人公、新島八重さんは、日清戦争で赤十字に参加されましたね。
当時の赤十字の最前線は広島でしたから、のちに新島八重さんは「日本のナイチンゲール」と呼ばれることになりました。
その辺りから、裕さんはお知りになったのではありませんか?

私がクリミア戦争に興味を持ったのは、高校生の頃に司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」を読んだことです。そして学生時代、私は歴史学を専攻していたことで、クリミア戦争でロシアが南下政策を失敗し、日露戦争の遠因になったと詳しく調べる機会かありました。
だから当日の国際関係は興味がありますが、どうしても日本や列強諸国の背景に目が向いてしまいます。
でも、ロシアの南下政策で実際に困窮したのは中央アジアの人々だったので、その時代の中央アジアを舞台にした作品である「乙嫁語り」は、とても興味深い作品です。
もし機会がございましたら、ぜひ「乙嫁語り」を読んでみてください。
広島市まんが図書館の蔵書にも、9巻までは収蔵されていますよ!
ナイチンゲール・・・
こんばんは、makotoさん。

森薫さんも「乙嫁語り」も知らないわたしですのでピントが外れたコメントをお許しください。
記事にある、(ナイチンゲールと云えば)クリミア戦争(1853~1856)を知ったのはそう前からではないのです。
どこから知ったのかと、金銀の祝杯中での晩酌酩酊中からでもないのですが思い出されないのです。
広島赤十字病院原爆殉職職員慰霊碑からだったのか
http://masuda901.web.fc2.com/page2bx26.html
露西亜コイン収集からか
http://yutaka901c.butanishinju.com/page4dic.html
覗いてみましたがどちらもそのような記述はしていませんでした。
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