
今回、表紙イラストを見て「雪んこ?」と頭の中にハテナが浮かびました。
でも相変わらず、中央アジアが舞台のはずなのに?と、よーく見たところいつもの夫婦でした。
あれ?パリヤさんのお話は前回で終わり?と。
待望の「乙嫁語り」の新刊なので、表紙だけでとても期待が膨らみました。
結果、今回もいい!
クリミア戦争前夜という物語の舞台も、私が唯一世界史で興味がある戦争なのも呼応して、魅力的です。
私には、とても寒い中央アジアの草原の冬で、どう生き抜くかを経験することはないだろうし、アンカラで誰かを探して彷徨うこともないし、前人未到の地をレポートすることもないです。
今回は、懐かしい人々が登場します。
そして思い出すのです。
「乙嫁語り」って、イギリス人のスミスさんの中央アジア見聞録だったことを。
なるべくあらすじを晒さずに、感想を書くのは難しいのですが、私が一番おすすめする漫画です。
私の勤務先で「乙嫁語り」展や「森薫」展を開催してくれればいいのになぁ、と思ってしまいます。
今回は、思っていた展開(パリヤさんの新婚生活等)ではありませんでしたが、私の想像を超えた展開でしたから、驚きと喜び、そしてまた何度でも読みたくなる物語でした。
次巻もとても楽しみです。