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makoto's daily handmades

神奈川県・小田原市下曽我から足柄上郡松田町まで歩く

昨日買いた記事の通り、小田原市下曽我辺りをウロウロした後のお話です。

当初は近くの曽我の梅林辺りのどこかのベンチでお昼ご飯を食べて、JR御殿場線の下曽我駅から松田駅まで移動しようと思いました。
でも待ち合わせ時間までちょっと早いのと、御殿場線は1時間に1~2本の路線なのでどうしようかな?と迷っていました。
 
県道72号線の信号待ちで道路標識を見たら、「↑松田7㎞」が目にとまりました。
7キロ歩けば到着するのなら、歩けるし、時間もちょうどいいな、と思い歩き始めました。

水神さま。
その前に置かれた「曽我の誉」(そがのほまれ)のワンカップ酒。
地元の酒があるっていいな、私は下戸だけれども。

県道72号線沿いを歩くだけでは面白くないので、時々道をそれるけれど、御殿場線の線路を越えるとよく分からなくなるので不安になりつつ、県道72号線と御殿場線の線路の間くらいをウロウロしています。

すでに梅のシーズンは終わっているのでハイカーも少ないし、この辺りはだいたい車で出かける方々ばかりなので歩行者はほぼいません。

照明灯がたくさんあるので、小田原球場でしょう。
上方左側のふたこぶの山は、箱根の二子山。
この日は春霞なのか、稜線がクッキリとは見えませんが、お天気はとてもいいです。

富士山方面を望みましたが、少し雲がかかってきました。

そろそろ飽きてきたなぁ、と思った曽我大沢辺り。
前記事の始めに書いた、テレビ番組の背景に出てきたのはこの近くの高台です。
背景に大きな谷戸がありました。
大きな谷戸は、大沢、大谷、谷戸などの地名として残ることがあるので、地形や地図好きには楽しみの1つです。

やっと小田原市が終わり、隣の大井町(おおいまち)に入ります。
この辺りが、市から郡への入口。

道祖神。
道路に出っ張っているのは珍しいかもしれません。
県道72号線を歩いていて、左側に駅が見えたので行ってみました。

上大井駅開業50年記念碑でした。

JR御殿場線の上大井駅。

上大井駅の時刻表。
元々本数が少ないことを知っていましたが、私が訪れたのは平日11時台。
私が乗りたい下り電車は11時台には1本もありませんでした。

JR御殿場線は、JR東海傘下で同じJRでもJR東海のICカードではJR東日本には乗り換えができないそうです。
知らなかった…。
当初は下曽我駅から御殿場線で国府津駅に行き、JR東日本の東海道線に乗り換えて小田原駅に行ってもいいかな?と思っていたからです。

上大井駅前の案内板。
自分がまだ大井町の南端にいて、これから向かう松田町まで縦断しなければならないことをここで知りました。
 
さて気を取り直して県道72号線を歩きます。

当初、この日に訪れたかったのは、ビオトピア。
神奈川県が行っている未病バレービオトピアです。
健康と病気の間の未病ゾーンのうちに健康に引き戻そうという取り組みの一環である施設です。
元は第一生命保険会社の本社がありました。
今は「1杯19円コーヒー」で有名になったブルックスコーヒーが買い取ったそうで、ビオトピアは県の委託事業とのことです。
この先で県道72号線は、国道255号線と合流して、御殿場線の線路とも立体交差するので歩道がどうなっているのかよく分かりません。
 
私は国道255号線の酒匂川寄りの歩道を歩きたかったので、勘で適当に住宅街を歩くことにしました。

御殿場線の踏切を越えてすぐに踏切が閉まりました。
国府津駅行きの電車が通過して行きました。

ふと見たら、田んぼの真ん中にストーンサークルを思わすまん丸な円模様。
何だあれは…としばし考え込んで、これがセイノカミ(どんど焼き)の跡かもしれないと思いつくまで5分くらいかかりました。
 
私が生まれ育った場所は50年ほど前に田んぼがなくなったので、どんど焼きは神社の敷地内でやっていました。
ずいぶん前にMIFさんから、どんど焼きは田んぼの真ん中でやった話を聞いたことがあったので、思い当たりました。

大きな建物がたくさんあって、何だこれ?と思ったら、大井町役場と体育館、保健センター他です。
町の規模に見合わないと思ったのですが、大井町は第一生命保険会社の企業城下町だったから税収がたくさんあるのかな?
川崎市の各区役所よりもずっと大きな建物には圧倒されるばかりです。
ただ、この地域は、富士山や箱根の噴火、噴火による火砕流、噴火物による酒匂川の氾濫、相模湾を震源とする地震(関東大震災の震源地)などいくつもの災害に備えなければならない地域です。
防災拠点としての役目が大きいのでしょう。
足柄平野にはいくつかの自治体がありますが、たぶん役所や役場では1番頑丈そうです。
全部の自治体が頑丈な役場を作らなくてもいいのかもしれない、と思っています。
ここからまた御殿場線の踏切を探しました。

役場から踏切までの間は、住宅造成地が多くて、つい数年前までは田んぼだったのになぁ、と驚くばかりです。
 
この辺りから少し古い住宅地を歩いてのですが、細い道ばかりでもしかしたら私道だったのかもしれません。

ここを本当に進んでいいのかな?と不安になるばかりです。

水が流れる音がしてふと目をやると、水神さま。
水路があるのかな、と思ったら川音川(かわおとがわ)という酒匂川の支流の堤防の近くでした。

川音川の向かい側に県立足柄上病院が見えました。
横浜港に停泊していたクルーズ船乗客の方の中には、この病院に入院された方もいらっしゃったそうです。

川縁の道祖神。
新しいモノのようです。
ちなみに私が生まれ育った周辺では、道祖神は見たことがなく、馬頭観音があったくらいです。
それだけ人の往来が無かった地域と言えそうです。

川音川の堤の説明板です。

文久橋(ぶんきゅうばし)。

文久橋の上から、JR御殿場線の橋、その奥に東名高速道路を望みました。
ここから小田急線新松田駅前を通過して、JR御殿場線の松田駅に向かいました。

山の中腹にある白い建物は、この町のシンボル、松田町ハーブガーデンの建物です。
すでに河津桜のシーズンは終わっていますが、白い建物周辺は河津桜でいっぱいです。

今日、何度も出てきたJR御殿場線の踏切。
山北駅方面を望みました。

同じ踏切から松田駅方面を望みました。
 
この後、松田駅前でMIFさんと待ち合わせをして帰宅しました。
 
今回はただただ歩くだけの町歩きでした。
かなり寄り道をしたので、当初7キロの予定でしたが、おそらく10キロ近く歩いたと思います。
 
足柄平野は、私が生まれ育った地域と違い、交通の要衝でもあり、歴史の厚みが違うと実感させられる地域です。
またいつか足柄平野散歩をしたいです。
そしていつもMIFさんに遠くまで連れて来てもらいありがとうございます。

 
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