この日も防鳥網外しと新梢切り落としの作業です。
朝6時40分には実家の農園に到着するのですが、朝はちょっとだけ寒く感じるというか、秋だな、と思うのですが日差しが高くなるに連れて、暑くて暑くて。
本当にこれが秋なのか?という具合です。
人間の体感ですら秋とは思えないくらいなので、植物もねぇ…。
まだまだゴーヤがたくさん収穫できちゃうンです。
さすがに収穫が始まってから2か月も経過していますから、ゴーヤの実は小さめになって来ました。
だかしかし、収穫できるからには直売自販機で売り切らなきゃなりませんからねぇ。
ちょっと小ぶりなゴーヤなら3本100円です。
すぐ近くのスーパーマーケットでは立派な大きさのゴーヤが1本198円だそうですから、よく売れてますよー。
一方で、メイン農産物やブドウがねぇ…。
10月になったら葉っぱがハラハラ落ちて来るものなのですが、まだまだ青々としていて葉が落ちる気配がしない…。
いや、葉が少し変色してきてはいるのですが、ガッツリ光合成してますって色合いが多くて。
このままだと、この冬も暑さに負ける果樹が増えそうです。
少なくとも晩生種は負けてるものねぇ。
中生種も枯れ込みが増えてきていたから、暑さ負けですねぇ。
主食の米は毎度ニュースで取り上げられるし、価格高騰で皆さんもよくご存じでしょうけれどねぇ。
じつはどんな農産物も温暖化の影響で苦戦しているものです。
苦戦していないのは、南国フルーツを栽培している方かも。
25年程前、南九州で従来の果樹栽培に見切りをつけてマンゴー栽培を推進していると聞いた時には、私は心底驚いたモノです。
まだ冷夏という言葉があった時代でしたから、冷夏の年にマンゴーなんてできるの?と不思議でなりませんでした。
だがしかし、いまや南九州はマンゴーの産地を形成して、特産品にもなってしまいましたからねぇ。
そのうち関東でもマンゴー、パパイヤ、バナナを露地栽培する日も近いかも…。
冗談ではなく、本心でそう思っています。
そして私ならライチを栽培したい…そう兄に提案はしていますが相手にしてもらっていません(泣)
さてこの日も、やることは前回と同じです。
防鳥網の取り外しの補助として、脚立を指示通りあちこちへ運ぶ係です。
その合間に棚に枝を結びつけている麻ひもを引き落としたり、側面の防飛散網に絡みついた雑草の除去など。
それが終わったら、新梢切り落としです。
この日も主にマキタの電動剪定ハサミを使用しました。
ちょっと慣れてきているとはいえ、思わず棚の番線を切りそうになったり、ヒヤッとする場面は2度ほどありました。
それと間違って新梢以外も切り落としてしまいました…。
新梢以外を切りますと、これがまた来年以降の収穫量に影響が出てしまいます。
もう冷や汗ですよ、トホホホホ…。
果樹栽培は、野菜栽培と大きく違っていることの1つに、年単位で影響が出てくることが多いのです。
枝を1本切り間違えると、果樹はその後何年か影響が出てしまいます。
それに野菜の方が単価は低いのですが、作物によっては同じ畑で2〜3回収穫できますが、果樹は年1回が基本です。
果樹の剪定で大失敗したら、見つからないうちにこっそりと処分して、無かったことにしてしまいます。
ま、農業技術を確立している兄のような人だと、枝ぶりを見るだけで、なんかおかしい…と気がつくらしいのですが。
そんなこんなでこの日も午前中で作業は終わりました。
次回も楽しくお手伝いしたいです。