makoto's daily handmades

黒いもの

父のお見舞いに行けなくなり、父の様子がイマイチ分からなくなりました。

私が会いに行ったからといって良くなることはありません。

最後に会った時、再び座ることも立つことも、ましてや歩くことはムリな状態でしたから。

 

母はこの1か月、事あるごとに喪服がー、黒い靴がー、黒い靴バッグがー、とお葬式のことばかり言うので辟易としています。

なぜ、お葬式の服装ばかり気になるのか、と。

それなら父の延命措置をしなければいいものを…と私は複雑な気持ちを抱えたままです。

 

私は父が8月中に亡くなるかも…とは思ったこともありましたが、どうにか今も命を繋いでいることに戸惑いも感じています。

 

一方で父がそう長くない、これから何年も生きられる訳でもなさそうだ、とも思っています。

 

先日、買い物ついでに袱紗や小さな黒い手提げ袋、黒いズボンを買いました。

どれもいつかは買っておこうと思っていたモノなのですが、なかなか父の状態を見ていると踏ん切りがつかなくて。

父の様子が分からなくなってきて、気持ちの整理ができた、というべきかもしれません。

 

秋風が吹くようになって、父もまだ命を繋げていられるのか、と驚きとともに父にとって苦しく寂しい時間ばかりが増えているのではないか、と気がきではありません。

これまで中央静脈栄養で最期を迎えた親族がいないので、この終着点はどんな状態なのかさっぱり想像ができません。

黒いモノばかり購入したけれど、私の気持ちもあまり彩度や明度は低いままです。

コメント一覧

makoto-hizikata
うさぎさん、コメントありがとうございます。
やっとここ最近になって、母の言動が荒れるのは、父の状態と兄の病状にかなり影響を受けていることに気がつきました。
とはいえ、私が健康なことが母にはそんなに腹立たしいことなのか、とも。
母娘関係とは本当に難しく、私には理解しがたいことばかりです。
kinntilyann
ごめんなさい。

たぶん、たぶんですが、お母さんは、そう言いながら、ご自分の気持ちを整理しておられるんだと思います。
実際には亡くなってからジタバタすることの方が多いのですが、お母さんはお母さんなりきに事実を受け入れようとされてるんだと思われます。
サラリーマンとは違う環境、基本的には1日をずっと一緒に過ごす生活だったはずですし、家計も自営業というのはサラリーマンとはまた違うものですので、喪失した時のダメージの度合いも違うのではないでしょうか。

大黒柱がぐらつくのは、本当に本当に大変なことです。
マコトちゃんも、ご自分の身体と心をくれぐれもご自愛なのだ。
makoto-hizikata
うさぎさん、コメントありがとうございます。
いざという時、事前に用意したに越したことはないですね。
ただ、父の死後の話ばかりする母に違和感が拭えなくて…。
中央静脈栄養をすると、高齢者でも余命は半年くらい伸びることがあるそうです。
なにも今いろいろ決めなくても…と。
私も戸惑いの中にいますので、日々気持ちが揺らいでいます。
父はゆっくりと衰えて、ゆっくりとお別れの時間を設けてくれた、と私には思えてなりません。
こんなにゆっくりと時間を与えてくれている父に感謝しています。
kinntilyann
あ…
それから、和装なら葬儀会社が貸してくれます。
今の葬儀会社は至れり尽くせりです。
やはりその時になれば、どんなに冷静な人でも頭の中まっちろになるものです。
kinntilyann
お疲れ様です。

準備しておくにこしたことはないです。
私は体形がオバサンに変わった時に喪服のウエストに気がまわらなくて、その時になって気が付いて、ああいうのはその時に店に飛び込んで即どうになるものでは無いと知りました。
デザイナーズブランドのフロックコート型の上着だったからスカートのウエストにゴム取り付けてチャック開けたまましのいだけど。
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