先日、危篤の父の元へ駆けつけた際、これからの段取りを決めねば…と私が兄に尋ねました。
「急ぎの農作業はあるの?」
兄はうーん、と言ったまま黙り込む状態。
あー、兄は完全に頭の中がフリーズしてるわー。
しょうがないから「剪定枝の処理とかは後回しにできるから、急いで剪定しなきゃならない木があるか?だよね。どうなの、お兄ちゃん?」
すると兄は急ぎの仕事はない、と言います。
いやいや、あるだろ?まだ剪定だけ終わらせて癒合剤塗ってない木が少しあるじゃあないか、と。
ほかは後回しにできることは多いことと、兄自身の治療とその副作用でどれだけ剪定ができるかどうかだろうな…。
誘引は剪定が終わってないとできないから、とりあえず2月いっぱいまでに剪定が終わればあとはどうにかなるかな?
母は父に付き添いたいだろうから、実質労力1人分減。
とくに誘引作業は誰がやるのか決まっていません。
算段しなきゃならないことはたくさんあるので、兄に「来週は私が手伝いに来る日はいつなの?」と尋ねました。
3か月前までは1週間前には次週の手伝い日を決められたのですが、いまでは2日前に決めるのがやっとの兄。
今回は「うーん」と言ったまま、何の回答もありません。
仕事ができないヤツとは、仕事の算段ができないヤツだと思っている私。
毎回兄の予定の立てられ無さには頭が痛い思いをしています。
私が尋ねてから丸2日以上経過して、昨夜8時、私が痺れを切しました。
兄にメールで「今年のお手伝いは年内終わりですか?今後の予定は聞かされていませんよ」と送信しました。
兄は私が手伝う日も、いつも自身で決められなくて母に相談して決めなければできないンですよねぇ。
だから即答ができません。
なんというか、情けないとかよりも、もう兄が可哀想としか言えません。
自分では何も決められないンだから〜、と。
父の命の灯火が消えかかっている今、兄は不安いっぱいでどうにもならないンだろうなぁ。
兄には仕事の算段ができているのか、本気で心配になります。
でも私は農業経営者ではありませんから、手伝いはできても経営に関わることはできないンですよねぇ。
大丈夫か?ニイチャン?
とは思うものの、本人がやらなけばならないことにまで口出しできませんので、粛々とお手伝いするしかありません。