makoto's daily handmades

お手伝い 8月8回目 直売所

この日は、朝5時半に自宅を出発して、6時に実家へ。

片付けしたいことがあったのですが、F叔母と祖母に捕まる…。

2人から「あなた、ご主人の世話は?」と。

いや、元々二人暮らしのフルタイム労働者だったから、自主自立な家庭事情ですが何か?という気分です。

祖母とF叔母には想像ができないみたいです。

MIFさんにはすでに、今年は父が入院していますから父の代わりに実家のお手伝いをしたい、至らないことが増えるけどいいかしら?と尋ねましたが、快諾をいただいているし。

さて、この日はブドウの地方発送の箱詰めをやりました。

前日は母が担当していたのですが、今回作業が大嫌いな母にはすでに限界が来たようで、キーキーと文句をいうようになりまして(汗)

去年までは父が担当していたので、今年は私がやることに。

私は実家のお手伝いでは、望まないうちにオールラウンダーとなってしまいました。

元々農業知識は趣味の一環でいろいろと知っているとはいえ、オールラウンダーは望んでいなかったンです。

状況が状況だけに仕方なく…という訳です。

で。

私ができる直売所の仕事は次の通り。

メイン農産物の収穫、選別機の操作、農産物の成形とパッケージング、販売、地方発送受付、商品説明、収穫進捗説明、地方発送受付、地方発送梱包、地方発送進捗説明、地方発送の業者受渡業務、出納、その他事務と言ったところです。

逆にできないことは、地方発送用果実の選抜、圃場用運搬車(ガソリン車)の操作、軽トラの運転です。

どうも私に運転できる車両はタイヤが3つまで。

タイヤが4つになると、多すぎるようです(苦笑)

ゆえに私には軽トラすら難しい…四輪の免許持っているのに…。

 

さてこの日の昼食には、F叔母にリクエストしていたゼリーが出ました。

食が細くなっている兄が2つも食べたようで、私は嬉しい限りです。

去年、兄が「俺、果物がたくさん入ったゼリー、好きなんだよね」と話していたのを思い出したンです。

直売所シーズン以外は、兄は自宅に帰って食事をするのと、神経質な性格なので手作りゼリーを食べる気にならない性格です。

でも子どもの頃からお世話になっているF叔母が作ってくれるのなら、食べる気になったか、と私も一安心。

兄の病気が進行するのは致し方ないとはいえ、直売所シーズンにやせ細るのを傍観するのは、私にはちょっとつらいものがあります。

なんとか兄からの信頼を勝ち取り、兄が少しでも私を頼れる体制を整えられれば、少しは兄が体力と気力を維持できるのではないかと考えています。

とくに今年は父の入院が痛手ですし。

 

実はこの日、母が父と面会した際、病院で経過報告を受けました。

パーキンソン病やレビー小体型認知症の疑いあり、とのこと。

え?いまさら?

だってド素人の私が1年も前から疑っていた病気じゃあないの。

そして1か月以上前、父が誤嚥性肺炎で緊急入院した際に両方とも院長先生が否定したじゃあないの。

ま、父はそういう病院に入院しているンです。

その病院に入院させ続けることを反対したのは、私だけ。

母と兄と父は三つ巴で納得して入院しているのですから、私はもう何も言いません。

そして父の介護認定が要介護4になったことを母から初めて知らされました。

おいおい、もう家に帰ってくるなんて夢のまた夢じゃあないか、寝たきり一歩手前だよ、老健レベルじゃあないよ、特養よ、と話す私。

そのことを初めて知る母と兄。

顔が青ざめていくのが分かりました。

続けて私が「特養は基本的に自宅で生活できなくなった人が入居するものよ。うちはボヤボヤしていたから、廊下に手すり1つないじゃあないの、一時帰宅も困難だよ。特養だと自宅のリフォームを介護保険でやるのは難しいンだよ。お父さん、一生施設から出られない可能性が高いよ」とまで話すと、母と兄が絶賛絶句中。

こんなことで絶句しないで欲しいンだけれどなぁ…と思うのは私だけみたいです。

どんな病気にせよ、どんな要介護度だろうと、物事には不可逆な状況はあるものです。

誰であろうとも、生きている間は毎年1歳ずつ年を取るものです。

決して若返らず、未来を見据えたら今日この瞬間が一番若いだけのことです。

父の病気が何であれ、次第に悪化する方向にしか物事は進んでいきません。

それでも両親と兄は今入院している病院が良いそうですから、私には出来ることがありません。

それでいいのです。

三つ巴の共依存関係を強烈に発動している3人が幸せなら、わざわざ私が踏み荒らして、幸福度を落とすことは無かろう、と思うことにしました。

父に残された時間はそれほど多くなさそうです。

それなら少しでも幸福感がある最期を迎えてもらえたら、私は満足です。

 

次回も楽しくお手伝いしたいです。

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