この日は、兄、母、私の3人で作業。
久々のお手伝いなので、早朝の冷え込みにちょっとびっくり。
自宅から実家までバイクで行きましたが、防寒対策をやり過ぎて少々汗が出るほど。
あまりの暑さに薄着になって果樹園へ行ったら、今度は寒くて。
でも作業していたら暑くて…。
作業は、果樹園の土手部分を兄が事前に刈り込みしてくれていたのでその枝や草を軽トラの荷台に積み込み。
荷台山盛り3回分。
これは堆肥場に山積みにします。
次に改植する果樹の太枝切りでした。
兄が後日チェーンソーで切り株にするのですが、その前に太枝切りバサミで切ることができる枝(約3センチくらいまでの枝)をザクザク切って、束ねて置きます。
以前も新梢切り落としをしていますが、これらの枝はいずれチッパーという機械でウッドチップにして、堆肥場に積んで2年かけて堆肥にします。
そしていずれ果樹園の土に混ぜ込みます。
このあとは、果樹園の周りの植栽にかかる部分の防鳥網を固定しました。
この植栽の刈り込みも兄が事前にやっていてくれたのですが、刈り込みで邪魔になる部分の防鳥網をたくし上げてあった網を戻す、という作業です。
この固定は、畳屋さんからいただいてきた畳のヘリを使います。
畳屋さんにとっては使い古しの畳のヘリは、産業廃棄物になって有料で処分するそうです。
果樹園では昔から畳屋さんとお付き合いがある農家が多いです。
果樹園では25年くらい前までは古畳を分解して堆肥にしたり、ヘリを農作業に使ったものです。
ですが法律が変わって、古畳を堆肥化できなくなりました。
中国産資材を使った畳が増えたことや畳資材に使われる農薬の残留成分が、果樹では認可されていない農薬成分だったりしたからです。
ゆえに畳のヘリだけですが、畳屋さんから譲り受けています。
畳のヘリは枝や防鳥網の結束には欠かせないのです。
丈夫で解けにくく、日光(紫外線)による劣化しにくい、長さがちょうどいいなどの理由です。
この日は、午前中の4時間半の作業となりました。
今年は昨年までと違い、父は農作業ができません。
そのため祖母が心配していて農作業ができるのか、やり切れるのかヤキモキしているそうです。
あまりに口出ししてきて、兄や母が困っているみたい…。
私からも祖母には「私も手伝いに来ているから大丈夫だよ」とは言うものの、祖母は心配で堪らないみたいです。
兄が私にお手伝いを頼むのは人手不足の分だけ。
人手が足りている分は頼まないだけのこと。
あまり祖母が口出しすると、兄も気分がいいものではないからね…と思うのですが、祖母にはなかなか伝わらないなー。
次回も楽しくお手伝いしたいです。