初級向けとは言っても、かなりの急登があることは等高線の密度から分かるのでちょっと躊躇もしていた。
でも丹沢の大山に登れたので、まぁ大丈夫かなと。
朝5時半に自宅出発。
今回は、MIFさんと私の2人。
海老名SAで朝食を食べて、7時15分に寄自然休暇村(やどりきしぜんきゅうかそん)の駐車場に到着。
身支度をして7時30分に登山開始。
今回は、舗装された坂道を登っていくのだけれどこれが意外と急坂。
道脇に茶畑があるのだけれど、これ、軽トラで登って来れるのか??というくらい。
まさか、この辺りの茶農家は、茶摘み用のチェーンソーを担いで登るわけでもないだろうに…と。
登り初めて20分くらいで、道の途中に扉がある。
「どこでもドア」ではなくて、イノシシ避けの柵に取り付けられているもの。
ここまでは「村」で、このドアの先は里山になる…という境界になっているようだ。
ドアの先からは管理林で杉山になっている。
杉の落ち葉でフカフカした山道。
そして気がつく。
登山者に出会ってないな。
結局山頂に到着するまでに、追い越していった男性1人がいただけで、対向でやってくる人はいなかった。
要所要所で「シダンゴ山」と書かれた標識があってとても分かりやすかった。
登山道もほどよい整備の仕方になっていて、たぶん林業の方が手入れをしているのかとても歩きやすかった。
土の部分は、火山灰が多いのかサラサラしている。箱根辺りや大山の方がもう少し有機質な感じ。
だいたい標準コースタイムで歩いている私たちなのだがこの急登には気持ちが萎えそう。
「もうそろそろ山頂のはずなんだけれど…」と思い始めた頃、前方に低木が見えた。
アセビだ。
アセビが見えたら、山頂まであと一歩というところ。
午前8時40分、シダンゴ山山頂に到着。
西には10月に登った箱根・神山が見える。
そして富士山はちら見え状態。
ぐるっと回って、東には11月20日に登った大山。
それに江ノ島、三浦半島、房総半島まで見える。
南にはキラキラと光る海。
ここの展望、すごいぞ!
こんなにステキな風景なのに、山頂は私とMIFさん以外誰もいない。
開放感から、山頂の芝生の上で大の字に寝転がる。
どこまでも青い青い空。雲もない。
やばい、ポエマーになってしまいそう!
そして今日の行動食を食べる。
山頂で食べる行動食は、平地の3倍おいしい。
20分ほど休憩して、午前9時下山開始。
下山コースの途中で宮地山山頂もめざす。
こちらは最近山道を整備したらしく、とても歩きやすい。急坂だけれど。
そして植生に広葉樹が多い。だから土質も有機質が多い感じがする。
下りはじめて15分。
この下り坂と土質のせいで滑って転んでしまった。
幸い尻餅をついた程度だけれど、山歩きを始めて始めて派手に転んでしまった。
2本ポールを使っていたのに…。
そして盛りは過ぎていたけれど、まだ紅葉を楽しめる山道をどんどん下る。ときどき登る。
気がついたら、宮地山への分岐へ。
ここから5分くらい登ると、山頂へ到着。時間は9時55分。
ここからまた分岐に戻って、ひたすら落ち葉の中を下山。
落ち葉をけりながら下るから、まるで雪の中を走るラッセル車のよう。
調子に乗って落ち葉を蹴飛ばしていたら、転びそうになったけれど楽しくて仕方が無い。
前方に金網が見える。
再び扉があって、これもイノシシ避けなのだろう。
この扉を過ぎるとまた茶畑がある。
茶畑を抜けると、少々の竹藪があり、小さい石橋(コンクリート橋)をわたると民家がある。
おお、もう下山したんだ。
すぐに舗装道路になり5分もすると、駐車場へ戻ってきた。午前10時40分。
歩き始めから3時間で回ってきたことになる。
急斜面には登りも下りも体力を要するけれど、距離は短いので初級と言われるのだろう。
そして、何よりも「人がいない」。
結局、山に入ってからの3時間で出会った人は8人程度。
こんなに素晴らしい体験ができる山なのに、なぜこんなに少ないのだ!!
【装備の初物】
アームカバー。もともと持っているスポーツタイプのもの。
【次は購入したい】
とくになし。
【良かったこと】
ぱぱすのゼリー飲料。ウィダーインゼリーよりもお安い1つ98円。ちょっと味に違いがあるけれど、違和感なく飲めて経済的。
【次回からの改善点】
とくになし。
【失敗したこと】
とくになし。
【今回の装備】makoto編
服装…アンダーシャツ(黒・半袖)、スポシャツ(青・長袖)、ハードシェル、ダウンジャケット、ロングパンツ、ロングタイツ、靴下(中厚)、レッグウォーマー、ボルカノキャップ、帽子
靴…トレッキングシューズ(ハイカット)
リュック…財布類、携帯電話、スポーツドリンク(500ml)2本、コンソメスープ(フードコンテナ)、手ぬぐい、救急セット
行動食…ゼリー飲料、こんにゃくゼリー、チョコレート・飴(チョコと飴は食せず)
アクセサリ…腕時計、2本ポール(使用せず)
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