この日は、兄、母、私で共同作業。父はブドウの弦切りです。
まずはメイン農産物の農園で防鳥網を網張り。
網張り作業は風に煽られてイライラするので1日2枚くらいしか張りません。
しかも午前9時までが勝負。
丘の上の果樹園は風が吹き抜けますから、これくらいの時間帯でないとうまくいかないンです。
その後、果樹園を取り囲む四方の網繕い。
果樹園の周りは住宅や駐車場が多いので、傷んだ防鳥網が風で煽られて家や車を傷つけないように網繕いも必須です。
その後は、この日のメイン作業であるジベレリン処理をしました。
歯磨き粉のようなチューブ容器の先にワニの口のようなブラシがついています。
メイン農産物の場合、ジベレリン処理は果軸のみに薬剤を塗布します。
ジベレリンは、植物成長ホルモンのことです。
農家ではジベ処理と呼んでいます。
果軸だけに塗布するのですが、塗布ブラシの幅よりも狭い果軸には塗れません。
ゆえにその果実は不要とも言えます。
ジベ処理は塗布作業とともに、摘果の見直し作業を兼ねています。
とはいえ、ジベ処理をやり忘れたときの見直しは?と疑問に思いました。
兄いわく「ジベ処理すると同じ時期に収穫できるけど、あまりにいっぺんに収穫できても、うちみたいな直売所だと困るから気にするな」とのこと。
あー、だから直売の時期に多少のバラツキがあるのかー、と納得。
直売時期(収穫時期)は、お客様には1品種2週間とご案内しますが、たまにダラダラと長期間にわたって少量ずつ収穫することがあります。
なんでそんなにダラダラ収穫になるのか、不思議に思いつつ、私は深く考えたことがありませんでした。
そうか、そういう理由なのね、と納得です。
この日で私のお手伝いは一旦お休み。
というのも防鳥網の網掛けお手伝いは、本来叔父(70代)がやっていたのですが、只今旅行中。
来週は叔父がお手伝いすることになるからです。
次回も楽しくお手伝いしたいです。