makoto's daily handmades

西湘さんぽ・小田原市の中心部をウロウロする その2

その1からの続きです。

今回も写真多め&長文なのでお暇な時にお読みください。

丸ポストの隣には「小田原宿なりわい交流館」という無料休憩所があります。

写真の右側がその休憩所。

お手洗いも使わせていただけるし、ルールを守れば持ち込み飲食スペースもあります。

この日は麦茶サービスも受けられました。

1階には腰掛スペースと座敷スペースがあります。

靴を脱いで2階に上がらせていただきました。

板張りのフリースペースになっていました。

元は定置網漁で使う網を取り扱う店だったそうです。

格子窓の奥には、国道1号線のクランクが見えます。

建物の反対側の窓も覗いてみました。

こちらは海岸側になります。

この辺りは今まで歩いたことがないな、と思い出しました。

交流館から出て、2階からみた道路を進みました。

この辺りは食べ歩きの実証実験地域になるそうです。

そういえば、かまぼこ通りという魚の加工会社が多い地域があると聞いたことがあったな、と思いながら歩き出しました。

お稲荷さんがありました。

土台は箱根あたりの火山性の岩石っぽいです。

かまぼこ通り(箱根方面)。

かまぼこ通り(酒匂川方面)。

あまり歩いている方がいません。食べ歩きをしている方は見かけなかったです。

かまぼこ屋さんの店先にあるイートスペース(長椅子だけ)で食べている方が2人くらい見かけただけでした。

かまぼこ通りは、思っていたよりもかまぼこ屋さんは少なくて、ほかの食べ物販売店がチラホラ。

お店の雰囲気から居抜きでパン屋や焼き菓子屋が入居している感じがしました。

ああ、これならリスクは少なく、食べ物の製造販売店を開業できそうな場所だなぁ、と感じました。

かまぼこ通りから青物町方面へ。

こういう屋根付きの歩道もアーケードというのかな?

私はこういう屋根付きの歩道が身近にない生活なので、これだけでも珍しい風景です。

交差点にカーブ状のコンクリート壁があります。

たぶんガードレールに相当するのでしょうか?初めて見ました。

私にはとても物珍しさがあるのですが、古くからの町にはあるものでしょうか?

最初は意味が分からず、水害時の土嚢代わりか?としばらく考えてしまいました。

一旦屋根が途切れて、またはじまります。

脇道に郵便局が見えたので丸ポストがあるか確認。

丸ポストはなかったのですが、脇道が真っ直ぐ続く様子が私の町とは全然違うことを実感しました。

こういう道から城下町を感じます。

ここからしばらく進むと国道1号線に出ました。

国道を小田原城方面に進みます。

市民会館前交差点。

ここも箱根駅伝の見せ場の1つで、クランク状になっています。

奥の足場が組んである建物が小田原市市民会館で、ただいま老朽化で解体中。

この建物のホワイエにあった壁画が、故西村保史郎氏の作品と判明するまで単なる壁の汚れシミ扱いだったとか。

どうしてここに作品があるのか今では経緯が不明になってしまっているそうで、当初は会館共々解体破棄される予定だったそうです。

私個人としては、いくら有名人が制作した作品だとしても、人々に忘れ去られた作品は朽ちてしまっても仕方がないンじゃあないか、と思うことがあります。

作品にも忘れ去られる権利があるのじゃあないかと。

歩道橋から国道1号線の酒匂川方面を望みました。

歩道橋から国道1号線の箱根方面(この先にクランクがあるので小田原宿なりわい交流館方面)を望みました。

箱根駅伝開催時はこの歩道橋は閉鎖されるのでここから見物はできません。

歩道橋がだいぶ錆びていて、所々木の板を養生テープで巻きつけてあります。

こんな補修で大丈夫なのかな?と思うと怖くなってそそくさと立ち去ることにしました。

労金の建物です。

石造りで戦前のデザインだな、と分かりましたが、調べてみると1928(昭和3)年に建てられたら旧明和銀行の建物だそうで、その後横浜銀行を経て今は労金。

たぶん関東大震災(1923年)の激甚被災地だった小田原なので、石造りの丈夫な建物になったのでしょう。

でも同じような造りの建物は他にないので、ここが小田原の経済を支えた銀行だったのかと思いました。

ここから国道255号方面(小田原駅方面)へ進みました。

すぐ近くにある日本料理のだるま料理店です。

「だるま」は「多゛留満」のくずし字で表記されています。

学生時代、この店の前を通りかかった時に読めた時は「くずし字を学んだ成果だ」と感じましたが、30年程を経て何の自慢にもならないことを噛み締めています。

小田原郵便局の店頭に飾られている小田原提灯。

郵便局や信金の店頭は独自の飾り付けがあって面白いなと思っています。

小田原郵便局の向かい側がマツシタ靴店。

本土で初めてギョサンを取り扱った老舗です。

私も20年くらい前にここのギョサンを購入して今も現役使用中。

その後有名人が履いていたりして、ビックリしました。

私のギョサンはいまだ色あせもないし、壊れてもいません。丈夫過ぎませんか?

小田原は東海地方の残り香がありまして、ここには静岡中央銀行の支店もあります。

明治時代には現在の神奈川県と静岡県に跨がる足柄県という県があり、小田原市はその県庁所在地。

町並みにミシン屋さんを発見。

私が住む地域は人口が多いのに、ミシン屋さんは2つ隣の駅まで行かないとみかけません。

小田原の中心部には今もボタン屋さんがあるので、ソーイングを楽しむ方々が多いのかもしれません。

こういう植栽を見かけると、観光地に来たな、ここは観光地なんだな、と感じます。そしてマスク等の行動制限がなくなることを思い出させてくれます。

ここから商店街をさらにフラフラと歩いてみたのですが、人通りが多くなっていて、ちょっとじっくり見たいと思って再び地下街へ。

地下街の壁屋総本店というレンタルスペースを見てきました。

ガラス板で仕切られた1区画ごとのレンタルスペースで、ハンドルクラフト商品の販売スペースになっています。

レンタルスペースは何度か目にしていますが、ここは壁面の奥行きが浅いスペースです。

いくつかいいな、と思うモノはあったのですが、ほとんどプリザーブドフラワーのご供花。これなら仏壇に飾ってもホコリよけケースもついていていいな、と。

ただし、わが家に仏壇はないので購入には至らず。

ハンドクラフト(手芸)品は、素人が作ってもどこか素人っぽさが出てくるものなので、販売は難しいな、と思いながら見物していました。

そんな中でバツグンの出来だったのは、この桜のバッグ。

スペースに2つバッグを出品されていましたが、ムチャクチャ高度な技術ばかり詰め込まれていまして、4,800円の値札。

正直、これは購入しようか本当に迷いました。

右側のピンク色のポーチ付き、肩掛け用ストラップ付き、ファスナーチャームとしてのタッセル、持ち手のところについているのはブローチとしても使えます。

そして心憎いのは、白いメッシュパネルの奥に垂らしているのは大島紬の端切れです。

出品者の方は、洋装だけでなく紬等の和装にも似合いますよ、お出かけバッグとしていかが?と声をかけてくれているみたいです。

私も手芸好きだからこそ分かるのですが、これだけの渾身の作品を作り出せる神の指を持つ方が作者なんです。

見れば見るほど惚れ惚れする作品。

もう心は「欲しい」の一点集中でしたが、ふと冷静になると「私に使い道あるか?」と。

そして「普段使いにしたとして、この私がシミを作らない自信があるのか?」と。

私がこれほど惚れ惚れするのだから、他にも買い手は現れる、と感じたところで購買熱が急減速。

今の私の生活では、質実剛健なバッグやリュックの方が似合っています。

こんなにレベルの高い手芸品を見せていただいたことで、私の手芸ももっと上達させたいと思うきっかけになりました。

 

この後、小田原駅の本屋さんで小田原ゆかりの作品コーナーにちょっと立ち寄ってから小田急線で新松田駅まで移動。

 

新松田駅からJR松田駅まで徒歩で移動。

松田町はいまや河津桜の町。

先月はテレビ中継で松田山の河津桜が何度も登場しましたが、今はすっかり葉桜です。

駅前広場のこの木に僅かに花が残るだけ。

このベンチに座ってMIFさんと約束の時間までやり過ごしました。

前回は昨年末くらいはまだ大丈夫だった記憶ですが、今回はベンチの板が割れていました。

端の方は腰掛けられたので、ここで待つことにしました。

 

今回はあまり距離は歩きませんでした。

以前にもあったのですが、歩き周り過ぎて疲れるのか、それとも最後にベンチに腰掛けて待っているのが悪いのか、帰宅すると低体温気味になって具合が悪くなってしまうのです。

この日も、帰宅してから頭痛や肩こりがするな、と思いつつ、夕食後に体温が35度台。

食後でこの体温だと、確実に冷えているので、慌ててお風呂を沸かして入浴しました。

最近、ちょっと低体温気味ですが、これは年齢的なモノでしょう。

今は元気にしています。

 

今回は小田原市の観光地図をいただいてきたので、来るべき次回に備えて、予習しておこうと思います。

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