いつ買ったのか定かではなく(とは言っても、昨年くらいかとは思うけれど)、いつの間にかあった…という本。
おそらくは、ジャケ買い。
そうでなければ、私が小学校・小学生を舞台にしたミステリーなんて読もうと思うはずがない。
私がミステリーを購入するとすれば、宮部みゆきさんのシリーズのうち江戸時代などを舞台にしたものだろう。
畠中恵さんの作品はもう読まないだろうし。
だからどんな気持ちでこの本を手にしたのか、そして購入したのかが私にはまったく心当たりがない。
そして発掘したからには読んでみた。
ダメだ、私には合わないorz
どうダメかというと、文章のもっさり感がダメだ。なんだかまどろっこしい。
そして、小学生とか団体という何とも大嫌いな集団を舞台にしているので、何しろ息が詰まる。
こういう話は、学校が好きで、先生にあこがれて、ちょっと不思議な現象が好きだったという人に向いているのだろう。
私のように学校が嫌いで、先生に対して心を開かず、他人となるべく関わりたくないと感じていた学校生活では、共感できないのだ。
子どもは残酷で遠慮を知らない。
だから私は集団行動を共用される行事に際して何かと体調を崩した思いが残る。
今だったら不登校とかになっていてもおかしくないのだろうけれど、不登校になったらその先の人生がなくなると思って頑張って通っていた。
大学時代にクラスに不登校経験者が3人もいて「不登校をしていても大学に進学できるのか…」と愕然としたけれど。
こういう状況の私にはこの本は毒だ。
小学校時代の気持ち悪い人間関係を思い出してしまって、なんだか読んでいてイライラする。
著者は小学生時代を幸せな時間として過ごしたのだろう。
そうとしか思えない文章だ。
たぶん私はこの作者の本を今後の人生で手にすることはないだろう。
最初に出会った本が悪すぎただけかもしれないけれど、本1冊でこんなに不快になるとは思わなかった。
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