まずは結論から。
ストッキングを細く切ったモノを代替ゴムにするのが1番よさそうです。
ここ暫く、布マスク作りでマスクゴムの代替を考えあぐねていました。
トップ写真のとおり代替ゴムを通して使ってみています。
写真右側が1番使い勝手がいいことになりました。
ゴムの代わりにしたのは、シルク100%48本の引き合わせ糸です。
元々は6本の引き合わせ糸を8倍にしているので48本です。
これをかぎ針10号で鎖編みしています。
いろいろな糸で試してみましたが、私の手持ちの糸では、これが1番耳の後ろの当たり方が柔らかかったです。
綿や麻は何度も洗濯すれば柔らかくなると思いますが、その前に耳の後ろが痛くなるかもしれません。
ウールは柔らかい糸で伸縮性もありますが、手持ちの糸は毛羽立ちが多いタイプばかりでイマイチ。
洗濯のことを考えると、化繊糸で早く乾燥できるのもいいのだけれど、やっぱり肌の辺りが悪かったです。
もったいないと思いつつ結局シルク糸になりました。
とはいえ、このシルク糸は織物用だったらしく、編み物にすると糸がうまく拾えず編み糸としては使い勝手が悪かったです。
当初は12本取り(6本×2束)、かぎ針4号や7号で鎖編みと長編みの組み合わせで編みました。
それがトップ写真の左側です。
でも48本取り(6本×8束)で編めば鎖編みだけで済むかもと思い直し、これが成功しました。
編み上がりは伸縮率110%くらいです。
市販のマスクゴムよりずっと伸縮性は劣りますが、48本糸が束になっているせいか思ったよりもずっと耳の後ろの辺りが柔らかいです。
ちなみにかぎ針を持っていない方がいらっしゃるでしょうから、48本取りで三つ編みや四つ編みを作ってみました。
こちらはすでに解きましたが、伸縮率は105%くらいで耳の後ろに擦れて痛くなりそうでした。
1周巡って結局ストッキングで代替することを推奨することになりました。
ま、自分用にはこのマスクを使います。