さて、犯罪者の物まねを芸人さんがしていた時代がありました。
私にとってそのインパクトが強いのが、深川連続殺人事件の犯人G.K氏です。このK氏は無期懲役の判決でしたがすでに社会復帰をしているようです。で、この犯人の逮捕時の姿を、よくテレビで三遊亭小遊三師匠が演じて笑いを取っていたわけです。たしか、故景山民夫氏の著書にもその笑いの取り方について書いていたはず。時代は80年代だからこそまだ許された笑いの取り方だったのだと思うのです。
で、今回の高橋容疑者の物まねをジョニ男氏がテレビで演じることはないだろうな、と。
旬の笑いの取り方であれば、これほどのネタはそうそう落ちてはいないと思うのだけれど、上記の事件は今から30年も前。テレビというメディアが、そういった笑いをセーブさせてしまうでしょう。おそらくライブでアドリブとしてなら使えるネタかもしれないなぁ。
私は一時期故景山民夫氏の著書に傾倒していました。でも氏が宗教団体と関わっているのが明るみになってからは、著書を購入しなくなりました。でも80年代のテレビ界のお笑いを牽引していた氏の、笑いに対する考え方は好きでした。お笑いには倫理観って必要なのかな、と。80年代のテレビが面白かったのは「やったもん勝ち」と同時に制作側が面白さを追求した結果だと思います。
さて、昨夜MIFさんに「ねぇ、G.Kって人、知ってる?」と聞いたところ「俺のこと、馬鹿にしてる?」と言われました。いやいや馬鹿にしてませんがな。「仙人」のニックネームを持つあなたに、社会的な話題の知識が勝てる訳がない。ただ、その人物が何したかとか当時の社会背景とかの話をしようと思っていただけなんですけれどね。
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