晩春にある同窓会の詳報が届きました。
参加者の1人が車椅子を使っているので、待ち合わせをして一緒に行くことになっています。
日本一(世界一でもあるけど)の乗降客がある駅で待ち合わせる予定です。
さて、駅から会場までのルートを自動検索すると、どう考えてもものすごい遠回りです。
東京オリパラに伴って、東京都では公共施設や交通機関でバリアフリールート(経路)の案内を分かりやすくした…とその取り組みを紹介していました。
その結果がこれかよー、と嘆きたくなるくらい調べるのが面倒くさかったです。
私は地図好きなので「地図が読めない女」ではないです。
結局、JR駅構内図、ジョルダン乗換案内の駅構内図、地下街見取り図、会場のアクセス案内、Googleマップを組み合わせて自分で調べるしか方法がありませんでした。
非常に困るのが、構内図はそれぞれに見やすい角度をネット情報に載せています。
例えば同じ駅の改札口でも、こちらの図では左側、あちらの図では右側、そちらの図では下側に表記があること。
縮尺も違うし、そもそも縮尺無視の図もあります。
エレベーター番号が地図によって違うこともありました。
東京オリパラであんなに巨額を投じておいて、この程度のこともネットで調べられないだなんて思ってもみなかったです。
たぶん何年かしてAI技術が発達すれば、自宅から会場までのバリアフリールートと検索すれば、ネットの地図で表記され、目印の建物、多機能トイレやルート上のバリアフリー飲食店、待ち合わせに適切な場所の表示ができるようになるかもしれません。
まだまだ身体に障害がある方が1人で外出なんて、そう簡単なことではないことに今更気が付きました。
日本はすでに高齢者社会まっしぐらなのに、まだ世界一の乗降客数の駅ホームから周辺施設へのバリアフリールートを自動検索できない社会なんだなー、と。
ちょっと残念に感じたできごとでした。