先週雨で中止になった、みかんのもぎこみ作業に行ってきました。
MIFさんの休みに合わせての作業で、両親とMIFさん、私で作業しました。
父は収穫物の選果仕分け作業、もぎこみ作業は母、MIFさん、私です。
丘陵地特有の斜面での作業。
ここの他にも急斜面に何本かみかんの木があります。
南向きの急斜面の土留めを兼ねていて、私の曾祖父が亡くなるまでは梅の木があったのですが、27年くらい前に改植してみかんの木になりました。
みかんは私の実家ではサブ農産物の中でも随分下位に位置しています。
写真で見るとちょっとわかりにくいのですが、急斜面に植えてあるので、脚立も用意してありましたが、MIFさんと私は利用せず。
急斜面で踏ん張って収穫作業をするのはちょいと大変ですが、幹に寄りかかったり、補助紐を使って体を固定すればどうにか素人の私達でも作業できました。
みかんの品種は大津四号。
神奈川県湯河原町で作出された品種です。
MIFさんは西湘地区(小田原市周辺)の出身。
通っていた中学校では、学校がみかん山を借り受けて、普段の管理はみかん山の持ち主、収穫は中学生たち、販売先はPTAという活動があったそうです。
収穫が大変になってきたみかん山の持ち主、その買い手であるPTAはお得に購入できるし、その売上は学校の運営費の補助になる…なかなかいい活動だと感じます。
MIFさんの出身は、二宮尊徳さんの教えが広められている地域なので何らかの報徳仕法なのかな?と私は思っています。
※現在はみかん山自体が減ってしまったので、活動が継続されているかは不明です。
ゆえにMIFさんはみかんのもぎこみ作業がお手のものだとか。
今回の作業について両親から2時間かかると言われていましたが、朝8時から開始して9時までの1時間で終わりました。
サブ農産物(下位)なので、みかん栽培には手をかけていません。
農薬も使っていないので、キズ多め、ワックスも使わないから汚れ濃いめ、大小バラバラです。
わが家用(実際にはMIFさん専用)には、選果仕分けで規格外になったみかんを分けてもらいました。
どの農産物も同様ですが、大きすぎる、小さすぎるモノはなかなか売りにくいものです。
そして見栄えが悪かったり、汚れ、キズがあるものもほぼ売れません。
味が同じでもそういうモノです。
私の実家では、繁忙期以外は農産物の自動販売機で販売します。
ありがたいことに、近くの住民の方々が、わんちゃんの散歩や近くの商店などに行くついでに立ち寄ってくださって、購入いただいているようです。
この日、MIFさんや私が収穫したみかんもこうやって、どなたかのご自宅でこたつの上に置かれるのかもしれません。
実は私はみかんが苦手。
今回のみかんの木は28年くらい前に植えられた木なのですが、45年くらい前にあったみかんの木は子どもには超酸っぱいみかんでして…。
当時は実家がある辺りでのみかん栽培は難しい地域だったので、実はなるけれど酸っぱいというタイプしか育たなかったらしいのです。
それが原因で私はみかん嫌いになっちゃったのです。
幸いMIFさんは自称みかん星人というくらい、みかん大好き、柑橘大好きなので、規格外のみかんはMIFさんの胃袋に収まっていく予定です。