強いオランダ

オランダ４－１フランス

ＥＵＲＯ2008、オランダ対フランス。録画していた試合を見終わった。結果はオランダの圧勝。２連勝で「死の組」といわれたグループＣでの１位突破を決めた。イタリアに続き、フランスも３点差で下した攻撃力はすごい。

この日も１－０でリードして折り返した後半開始から、ボランチのエンヘラールを下げてロッベンを投入するとういう積極的采配。これがあたりロッベンは１ゴール１アシスト。後半10分に先制ゴールのカイトに変えて投入したファンベルシーがゴールするなど、ファンバステン監督の采配がズバリ！監督にしてみたらたまらない試合だろう。

私は今、杉山茂樹氏が書いた「４－２－３－１　サッカーを戦術から理解する」を読んでいるが、そこには

サイドを制する者が試合を制す

と書いてあったがその典型的な試合となった。

オランダはお家芸の「内紛」が起こらなければ優勝も狙えるかもしれない。

一方敗れたフランスだが、今だにマケレレが出てるのね。確か代表引退したんじゃなかったっけ？あとテュラムも出てたけど全盛期の面影すらなかった。ジダン引退後、世代交代がうまく行ってない印象。これでフランス、イタリアと２年前のＷ杯の決勝を戦ったチームが予選敗退の危機にさらされたことになる。まあ、そうなったらドナドニ、ドメネクは解任でしょう。

日本では４年周期（Ｗ杯があるから）で代表監督を変えるが、ヨーロッパでは２年周期。現にオランダのファンバステンもＥＵＲＯが終わればアヤックスの監督になるし。それだけこのＥＵＲＯは大きなイベントなわけだ。しかもＷ杯のようにアジア・中南米の弱小国がいないから、予選もハードだし。

日本が世界と渡り合えるようになるには、アジアを脱退してヨーロッパか南米に加入（サッカーだけでも）しないとダメかも。まあ、非現実的な話だけど…