社員のおしゃべり

日々の生活の中でのできごと

何と罪なことを・・・

2012-06-22 11:46:01 | 日々の生活で・・・
ここのところ某新聞でベトナム戦争(1960~1975年)時に使われた枯葉剤とその悲惨さを特集している。 数年前に家族で観光にも行った国。 メコン川の島に上陸して一世代前の日本の風景を見た気がした。 ホーチミンはバイクの多さに圧倒され、活気に圧倒された。 物凄いパワーには愕然とした。 今の日本にはないパワーだと感心したものだ。 私が十代~二十代に掛けて行なわれた戦争についてほとんど知らなかった。 一昨年テレビで池上氏が講義されたことが発端になり、今回の新聞の記事にもすぐに目が行った。

枯葉剤の散布は、名目上はマラリアを媒介するマラリア蚊や蛭を退治するためとされたが、実際はベトコンの隠れ場となる森林の枯死、およびゲリラ支配地域の農業基盤である耕作地域の破壊が目的であったといわれる。 枯葉剤は1961年から1975年にかけてゲリラの根拠地であったサイゴン周辺やタイニン省やバクリエウ省のホンダンなどに大量に散布された。 アメリカ復員軍人局の資料によれば確認できるだけで8万3600キロリットルの枯葉剤が散布されたとのこと。
「枯葉剤」は除草剤の一種で、猛毒ダイオキシン類だそうだ。 非常に毒性が強く動物実験で催奇形性が確認されている。 そしてその被害は戦争世代だけではなく、その子ども、そして3世代になる孫にも遺伝による被害症状が出ているとか・・・。 頭が腫れ上がり起き上がれない状態であったり、言語や歩行障害のある子ども、頭蓋骨が半分であったり、眼球がなかったりする子どもが新たに生まれているそうだ。 そして軽度の障害がある子どもも含めるとその数は500万人になるとか。 その多くが貧しさのなかで何も手当てを受けられない状態だそうだ。 何てことだろう・・・。

人間は酷い事を考える。 原爆にしても同様。 良い形で良い方向に活用されれば、どれほど人間に役立つものであれ、生命破壊に使用されれば言葉で表現できない程の怖い物になる。 それを平和に使うのか、戦争に使うのかが問題だ。 どうぞ二度とこんな悲惨極まりない事がありませんように・・・。 そして今も被害に苦しんでおられる人々が少しでも良い形で救われますようにと願う。 私たちは原爆と共に、この話をしっかり後世に伝えていかなければいけないと思う。 どうぞ平和な世界を・・・と願う。 地球を滅ぼすのは人間の愚かさ・・・。


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