我が子が重なって・・・

　　事務所の隣にある駐車場の向かいに保育園がある。　お寺なのでお説法も時に聞こえてくるのだが、昨日夕方帰宅しようとしてふと見ると、小学校の制服を着た女の子がお迎えらしい。　妹か弟かな・・・。　門のところから呼んでもらっていた。　その姿に我が子が重なり、おそらくあんな風にして長女は次女を迎えに行っていたのであろうなあと胸が熱くなった。我が子達は幼稚園ではなくて、保育園を卒園した。　満１歳になるかならないうちにあずけ始めて、小学校に上がるまでお世話になった。　３歳違いなので時にお姉ちゃんにお向けを頼んだ事がある。　草臥れて小学校から帰宅し、鞄を放り出して団地の坂道を下りて行き、迎えてくれたのであろう。　坂道で次女が「お姉ちゃん、おんぶ。」と言うのだそうだ。　そこで致し方なくおぶってやっていたらしい。　そんな話を聞くと当時の長女の真っ赤になった顔が浮かんでくる。　必至でおぶって坂道を登っている顔。

　保育園にとにかく少しでも速くお迎えに行くようにと元保母さんをしていた友人が言っていた。　だから私もできる限り急いで行ったものだ。　でも会議などでどうしようもなく遅くなった時には、次女がお姉ちゃんのお膝に乗って二人でお迎えを待っていた。

　そうなんだなあ・・・。　何のかんの言っても、二人で大きくなったんだなあ・・・と思う。　だから昨日見かけたお迎えの小学生の女の子！頑張ってね・・・と思う。


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