重ねて・・・

　目にする状況が情景が夢であれば・・・と思う。　自然災害時には毎回「こんなことが起こるんだ」と自然の猛威に人間の儚さを思う。　　

　赤ちゃんが救出された映像に喜び、寮生活をする大学生が亡くなったと言う報道、ひとり暮らしのお年寄りが亡くなったと言う報道に胸を痛める・・・すべて自身の身近な人に重なる。　

　前震があった時に、当然のごとく「これが一番強い地震」だと何の根拠もなく思ってしまった。　そして夜中１時過ぎの地震で「この方が強いのでは？」と思いとても怖かった。　
　
　他人ごとではない。　他所のことではない。　いつ何時起きても何ら不思議ではないと言うことを忘れているだけ。　以前の家ではリュックサックにそれぞれ必要と思うものを入れて寝るそばに置いていた。　でも転居後はそんなことを考えることもなく、片付けに追われている。　

　しかし重ねて考えておく必要があると痛感。　何の前触れもなく、いつ襲ってくるかわからない恐怖。　家族の無事が何よりだが、最小限必要いなもの、どのようなものがないと困るのか・・・。　あらためてきちんと普段から準備しておかないといけないと思った。

　横揺れする嫌な感覚が時々戻ってくる気がして気分が悪い。　この感覚が熊本やその周辺では頻繁に起きている余震で続くのだからたまらない。　ストレスで具合が悪くなる人もおられると言う。　どうか早くおさまってと祈るばかりだ。

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