はて…なんと言うかな・・・

　朝刊を広げて、第一声。　おいしそう！！

　うん確かに美味しいかもしれないけれどね。

　広告にバレンタインデーを前になのか、ものすごくカラフルで色とりどりのごちそうが並ぶ食卓が。

　一昔前には、こんなつるつるの厚手の用紙も見ることはなくいわゆるわら半紙・・・。　広告だって裏紙を漢字の練習やら計算に使っていたものだ。　クラスメイトとどれだけ集めたかを競争したりもした記憶がある。　もちろんこれで試験前には勉強もした。

　「いつの時代？？？」と思うかもしれないけれどほんの４０、５０年前だ。

　娘たちが幼い時分には、同じように裏紙にお絵かきさせたり学習に使わせたり・・・。もっと幼い時分には、広告に出ている食品や宝石などを切り取って、八百屋さんとか宝石屋さんとかお肉屋さん、お魚屋さん・・・などに並べて使ったりもした。

　今の幼い子供たちはそんな遊びはしないのだろうなあ・・・。　きっとミニチュアの物品がそろっていて当たり前？

　
　こんなごちそうなんて、昔は想像もできないものだった。　見ることもないし、ある面世界が違うとさえ思えるような・・・。　亡き母が見たらなんというかなあ？　きっとびっくりだろうなあ・・・。

　「これ一体何？」かも知れない。

　

　働き始めて、自分自身が運転できるようになった時、中古車で当時１８万円だった車が自分のものになった時・・・。　その時の感動は忘れられない。　こつこつ貯金しては物も少しずつ買ったものだ。　

　何もかもを少しずつ買い足し増やすことに喜びがあった。　当時は今ほど物が安易に安価に手に入らなかったのだから。　自分で材料を買ってきて工夫して作ったりする喜びも味わえた。
　
　でも今の子供たちは物がなかった時代を知らない。　わずか半世紀でこんなに変化したのだ。
　
　毎日の食事にしても子供のころのことを思い出すととんでもない。着るもの、身の回りの物ありとあらゆるものが凄過ぎ。　

　スーパーに出かければ何でも手に入る。　衣食住に関するもろもろが手に入る。　しかもおしゃれな品物だったり、高級品だったり・・・まあ我が家にはあまり関係ないが。

　

　やはり質素な生活をもっと見直し大切にしなければと思う。

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