万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

ご正忌法座のおとき

2010年01月17日 | Weblog
16日お昼にご正忌法座の「おとき」をお出しいたしました。
今回は口総地区の各組のお世話方が朝早くからお作りくださいました。
ご飯はおもぶり飯、お煮染め、柿なます、ヒジキの白和え、漬物のお味噌汁。おみやげはお供物のお下がり(お餅、饅頭、せんべい、おだんご)。大変おししくいただきました。このような食事は体も脳も心もすっきりします。
 写真はお世話下さった方々。ありがとうございました。
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宮部先生

2010年01月17日 | Weblog
御正忌のご法座も寒中とは云え数日前の荒れた気象はおさまった二日間でしたのでよかったです。ですが朝はシンシンと冷え込んでいて聖人のご臨終のことをしのばせていただきました。
 大阪からご来講いただきました宮部誓雅先生は本願寺布教専従員をつとめておられる方です。若い世代の感覚でご法義を深く味わっておられ有難く聞かせていただきました。
 ご讃題に『正像末和讃』の「如来の作願をたずぬれば 苦悩の有情をすてずして 回向を首としたまいて 大悲心をば成就せり」を上げられてお話をすすめられました。
 人生における「苦痛」とか「苦労」が如来さまの救いの中心ではなくてその眼目として下さってあるのは「私の苦悩」であることをはっきりとお話くださいました。如来さまは「私のどうすることも出来ない深い悲しみ、苦悩」に寄り添うように「南無阿弥陀仏」(わたしはあなたがどのようになろうともあなたと一緒にお浄土へ往生いたします)と呼び続けていてくださることを思慮させていただいたことです。
 いよいよ来年は宗祖聖人の750回大遠忌法要の年。私は19才の時に700回忌にお参りいたしましたから2回遇わせていただくことになります。感無量です。
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