memory of caprice

浮世離れしたTOKYO女子の浮世の覚書。
気まぐれ更新。

プロブストの「カロリーヌ」

2013-11-06 13:03:53 | BOOK
子供の頃、サンタクロースが本を持ってきてくれることが多かった。
自らリクエストすることがほとんどだったのですが、たまにはサンタクロースセレクト^^のものも。
そんな一冊にフランス語の絵本、「カロリーヌ」がありました。
ツインテールの金髪の女の子が黒猫と白い子犬のお供を連れて、ヨーロッパ各国を旅するお話。
バスケットボールのような白いチーズが無数にならんだオランダの青空市場とか、今でも思い出すいきいきとした場面の数々。

そんなカロリーヌについての小さな記事が、朝日朝刊2013年11月6日(水)BonMarcheの特集記事の片隅にありました。

翻訳家のにむらじゅんこさんの「チュトワイエ通信」というコラム。

60年読み継がれる、プロブストの絵本、というタイトルで・・・。

ピエール・プロブスト(1913年~2007年)は、戦後フランスを代表する国民的絵本作家。
彼の代表作は娘さんをモデルにした「カロリーヌ」。
戦後フランスの教育方針でもある男女混合のシンボル、オ―バ―オ―ルをはいた好奇心旺盛な女の子が、動物たちと繰り広げる冒険シリーズは、60年もの年月を超えて今も愛され続ける。
最近では美術館での回顧展も行われ、作家の再評価も進んでいる。
「カロリーヌ」は日本も含め、世界15カ国でも訳されている。

現在、「カロリーヌ」を始めとするプロブストの絵本がフランスで続々と復刊され、話題を呼んでいる。
お洒落な子猫「プフ」、悪戯っ子の黒猫「ノワロ」、しっかり者の子犬「ユピ」ら、カロリーヌの友人である可愛い動物たちは、時代を超えて幼児たちを釘づけにしており、新たなファンが増加中。1950年代の楽天的なムードを反映した物語と色も魅力的だ。

*娘のお気に入りは「ユピ」と「プフ」。
アシェット社の復刻版は1ユーロ70セント(約200円)~とお手頃。

*にむらじゅんこ 作家・翻訳家 東京大学大学院在籍。フランス人の夫と3歳の娘とフランスに暮らす。趣味は旅。
コメント
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