失われた時を求めて 7巻/プルースト
シャルリュス氏の変貌ぶりというか本性というか、初登場時との印象と全然違う
恋は盲目…てでぶっちょのふんぞり返ったおっさんんがほんとなりふり構わず信じられんことし出すのは
笑っちゃいかんがちょっと滑稽に思えた
ブリショの物知りっぷりが凄くて主人公はずっと関心して聞いていたけど確かに凄い。が、解説を行ったり来たりで大して飲み込んでいない
前半はこの人の言語のお勉強しか印象に残っていないし
暇人上流階級の集まりの陰気なことといったら相変わらずだけど
最後の第四章でのアルベルチーヌの決定的な事と主人公の決意とが早く次巻を読みたいとワクワクさせる
それにしても前々からよくあったけど解説であっさり凄いネタバレがされる。
ゴーリキー短編集/ゴーリキー
ゴーリキー初期作品の短編集。全7編のうち、特に印象的なのは「チェルカッシ」と「零落者の群」。
いずれも社会の底辺層で生きている人々の生きざまが泥臭く描かれている。
「チェルカッシ」は海の描写が凄く印象的。先の見えない未来や不安が夜の海に重ねられているように思う。
「零落者の群」は、所詮底辺で生きていく人間はもがき這い上がろうとしても振り落とされるから無駄だ、と容赦なく叩きつけられているような話だった
読む読む詐欺で未だ数ページしか読んでいない源氏物語
読みたい本が多すぎなのと、百科事典並みの大きさで家でしか読めないってのもあって
なかなか
懐かしの2000円札
発行された当時森喜朗元首相がプーチン大統領にあげた時
「日本は不倫を扱う作品を札に印刷すんのか」みたいに鼻で笑われたらしいんだけど
…プーチン大統領って源氏物語読んだんかな??
結局あのお札は見かけなくなったけど
今もし手元に回ってきても「うわっ懐かしい~」って身近な人に見せびらかして
お邪魔だからさっさとお店で使っちゃうわよね