戦争と平和 下巻/トルストイ
トルストイ小説に出てくるヒロインは皆はじけた後に精神を病む気がする…
婚約者ありながらちょっと別の男にチヤホヤされたらコロッといっちゃったナターシャ
見つかって婚約破棄だわ、男とはかけおちできんだわでなんだか汚名だけが残って何もかも失う
とはいえ純粋だからこそ😅こんなおバカなことになっちゃって…
しかしちゃんと救いがありましたね。
ピエールとのあの厳かな対面がなんとも神聖な感じで良かったです。
しかし婚約者だったアンドレーイは本当に気の毒だ💧
上巻で瀕死に陥り、『生』ということがどれだけ一番何事にも代えがたい事か
と実感したは良いものの、
普通の生活に戻った途端この裏切りで酷く傷つき💧
またまた従軍していくのでした
そして今度こそ本当に亡くなるんだけど
その前に、ナターシャを奪った男のアナトーリィと偶然にも再会
彼も足を無くして瀕死状態。
憎き相手…なのに心の底から許してしまう。
そしてまたまた偶然にもナターシャに出会い、
ナターシャとも和解。
聖書も読みたがったりと、
死ぬ間際になって逆に心が穏やかになっています。
お恥ずかしながら歴史の勉強不足で😱
ナポレオンがモスクワ奪ったの知らなかった。
戦争で首都がとられてしまうってどういう心境になるだろう…
「これは駄目だ、やられる」と分かっていながらも戦いに赴くのはどういう気持ちだろうか…
急に一人でナポレオンの暗殺を思い立ったピエール
しかし!色々別の事で立ち回っている間に捕虜となって捕まる💧
銃殺刑を見て自分も死を覚悟しますが
すんでのところで助けてもらいました。
怒涛の戦争描写は本当にリアル✨
ちょい役の人もいっぱいいるのに
一人一人の役回りがしっかりしていて皆輝いて見える。
壮大なストーリーだけど全部しっかりと繋がっていてグダグダになっているところもなく
密度の濃さが凄いです😲
読んで良かった✨✨
どちらが好き??と聞かれると、「アンナ・カレーニナ」と答えちゃうけど😄💞
神曲―地獄編―/ダンテ
「ファウストよりこっちの方が簡単だよ」と勧められて手を付けた
なんじゃこりゃ~難しいじゃんか!!(笑)
「キリスト教の死後の世界」を ダンテ自身が案内人の助けを借りて巡っていくというストーリー
地獄~煉獄へ行き、煉獄を登り天国へ行く👼
その地獄編からなんだけど
キリスト教の地獄はこの様にろうと状となっており
丸いのが地球(1300年代、既に地球が丸いということは分かっていた)
下へ下へと降りていき、地球の中心部辺りへ到達してから煉獄へと登っていきます。
地獄でも階層が決まっており、
下へ下へと行くにつれて罪の重いものがおります。
地獄に落ちた人々がどういう罰を受けているのか…詳細に書いてあり✍
ダンテは尊敬する古代の詩人「ウェルギリウス」に案内されて一緒に巡っていきます。
歴史上の人物・神話に出てくる人々
ダンテ自身が「こいつは地獄行きだろうな」と思った人物が色々出てきて
色々痛い目にあっています😅
地獄に行くのは罪を犯した者・キリスト以前に生まれていて洗礼を受けたことのない者・異教徒と無神論者
…てことは日本人の大半は地獄行きかしら…
一番下の層に居る一番罪の重い者は
裏切り者のユダとか…
裏切り者のブルータスとか…
イスラム教を作ったムハンマドとか…
因みに案内人「ウェルギリウス」もキリスト以前に生まれた人物なので
天国に行くことはできず宙ぶらりんな状態らしい。
日本人にはあまり馴染みのない登場人物いっぱい出てくるけど
それぞれ解説が丁寧についているこの集英社文庫おススメ✨✨
画家が地獄の様子を描いた挿絵
ところどころ出てくるけど
挿絵の状況の解説も本紙の後ろの方に載っています。
ロシア民話集 上巻/アファナーシェフ
ロシア民話もこんなにいっぱいあったんだ!😲
結構、似たようなお話が多し。
そして悪いやつが最後どんでん返しで懲らしめられた!
っていうのもあるけど、ないものもあって
オチを求めてしまうとちょっと消化不良なものも結構ある。
こういう民話ものは恐らく絵本で読むほうが良いんだろうね。
結構飽きてきます(笑)
下巻もあるけど、読むか読まないか…当分ほっとこう。
そろそろまた日本文学が読みたくなってきた❕
最近は三島由紀夫が気になる
前々から読みたかった「憂国」「豊穣の海 四部作」読みたい✊
別館のハンドメイドブログです
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