MARINKA日々の記録

2019年4月男児出産しました。
主に育児記録になったけど時々読書、毎日のごはんも。

映画感想

2018年06月18日 | 読書・映画









列車に乗った男/2004年・フランス




今年観た中では今んとこナンバー1の良作映画




観終わった後の満ち足りた気持ちと焦燥感とがごちゃ混ぜになったこの妙な感情のぶつけどころがない




なんだこれーーー



すごく良かった


すごく良かった(2回目)






元教師の孤独な老人と
銀行強盗にやってきた中年の男とがひょんなことから知り合い仲良くなっていく話




作品のほとんどはさして大きな流れもなく2人の会話やふれあいの様子が描かれているんだけど

それぞれどんな人生を歩んできたかがどんどん浮き彫りになってきます



真逆の人生を歩んできた2人


そんな生き方も良かったな~~


奇妙な友情が生まれます。最後は。。。





フランス映画の人間を繊細に描き出した様は

誰も真似できんよな~~と感動😢












夕陽の群盗/1972年・アメリカ


西部劇だけど西部劇じゃない❕


少年たちが新天地目指して奮闘するお話




あの時代は生きていくのがとても大変

盗み盗まれ、殺されて吊るされて。。。




道中様々な困難がありますが主軸は主人公・ドリューともう一人の少年・ジェイクの友情(??)





粗暴なジェイクだけど一徹した道徳心もあり

ドリューに騙された❕と腹が立ち金品と馬は全部盗って荒野に置き去りにするも

唯一兄の形見である金時計だけは盗らない



ここが全然憎めないキャラクター😄




アメリカの雄大な自然も楽しめてとても良い映画でした










マジック/1979年・アメリカ



完全ジャケ借り😄


そして借りて良かった❕




最初売れないマジシャンだったけど腹話術をやってみるとこれが大成功


売れっ子になっていくにつれどんどん自分の本心で語るよりも腹話術の人形を通してでしか感情が現わせなくなり

精神分裂したかの様におかしくなっていく



人形が本体 のようになっていきます。。。






最後の方ちょっと失速した感は否めないけど

この時代にしか出せない味が最高でした😻



サイコパスホラーものが好きな人は恐らく好き









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2018年5月度の読書

2018年06月03日 | 読書・映画











戦争と平和 上巻/トルストイ


ひゃ~!

誰もが知っている名作文学



読もう読もう思いつつずっとホーチミンしてたけどついに着手できたぞ

やっと









凄い大作だった。。。まだ上巻読んだだけだけど


前半はずっと戦争の話で淡々と読み進めるような感じだけど

後半貴族たちの営みからががぜん面白くなってきて読む手が止まらない😁



この本は「ナターシャ駄目よ~💦おばか!そっちの道じゃないって💦」て後
ピエールとの重要な場面までで終わっている。












「アンナ・カレーニナ」は少人数だったから油断した💦

「戦争と平和」登場人物多い上同年代の若者だらけ
誰が誰やらになる😂




メモしながら進めた方が無難


絶対押さえとくべき人物

・アンドレーイ
・ピエール
・ナターシャ
・ニコラーイ(若い方)
・ソーニャ
・マーリヤ


押さえといた方が良い人物

・エレン
・イッポリット
・ドーロホフ









戦争の描写がとてもリアルで臨場感あった。。。





ニコラーイが「え、あれ仲間??それともフランス軍??」てわけもわからんまま攻撃受けて
脱兎のごとく逃げ出すシーン




「相手はひょっとして今自分を殺そうとしているのか??

一体何のために??

こんなに親や妹や仲間みんなに愛されている自分が今ここで殺されるわけがないよな??

本当に殺そうとしているのか??そんな馬鹿なことがあるのか??」



って😱



そうそう、そうだよね





戦争と程度は全く違うけど「自分は絶対そんなことにはならないはずだ」っていう根拠のない謎の思い込みは多々発生する



「ちょっと危ない場所に行くが自分だけは無事に終わる❕」


「スマホ運転するが自分だけは人を轢かない❕」


「健康診断受けないが自分に病気はない❕」
















ナポレオンが普通に登場してきてしかも喋るからなんだかちょっと驚いた😲

「パルムの僧院」(スタンダール・仏)もナポレオンがいる辺りの戦争だけど
ナポレオンは登場しなかったので何故か文学作品には影だけ匂わすもんかと思い込んでいた




あれだけナポレオンに対し尊敬と憧れの念があったアンドレーイ



目の前で兵士同士の鬼の形相の戦いを見て、自らも負傷して瀕死になって見上げた空☁



人間の価値観がガラリと変わる瞬間💥








「敵ながらあっぱれな働きであったぞ!」

ってナポレオン本人からのねぎらいの言葉すら一切響かない境地


戦争・勝利・英雄になって称賛されること・崇拝しているナポレオンからの言葉




ぜ~んぶ無価値❕❕



一番大事なことは『生』











一番好きな登場人物はピエールだな😄💞

財産も美しい妻も手に入れるも、全然幸せじゃない。。。





色々苦悩する姿

幸せになって欲しいな~





妻のエレンがまたくせ者なんだけど、魅力的で嫌いにはなれない



そして天使のようなナターシャが…👼👿





下巻も早く読みたいっ❕



















カフカ短篇集/カフカ




やっぱりね。。。



カフカって難しいっ❕





タイトル通りカフカの短編を集めた1冊なんですけど


これなんか意味あって書いたの???

っていうようなものもいくつも入っていて(笑)




凡人にはなかなか理解できないカフカの文学😱




でもやっぱり面白くて気になって読んじゃうのはそれだけ魅力ある作品を書いてらっしゃるってことだよね



これも何度か読み返したいな~




個人的にはカフカは短編よりも中編の方が好きっ















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