MARINKA日々の記録

2019年4月男児出産しました。
主に育児記録になったけど時々読書、毎日のごはんも。

映画感想

2017年06月14日 | 読書・映画

色々観てるんだけど忘れそうだから
観た中で面白かったやつを記しておこう



最初はここ1年で観た中でツートップな2作





瞳の奥の秘密(2009年)/スペイン・アルゼンチン映画





最初から最後まで伏線ちりばめてて回収作業がとても素晴らしかった
25年前の女性殺害未解決事件を引きずっている元刑事が主役、
過去の話と現在を行ったり来たりします。

中盤で犯人捕まっちゃうんだけど、あっさり釈放
(70年代当時のアルゼンチンは司法が腐りきっていたらしいので日本と同じ感覚で見てはいけないのだ)

その後からがこの映画の真の見どころかも


ラストはなるほどな~と切ない
25年経って解決し止まっていた時間が動き出す
ハッピーエンドかバッドエンドか、観る人の立場によって全然感想違うかも







母なる証明(2009年)/韓国映画


これは観て良かった~。
すっごく面白かった


知的障がい者の息子が女子高生殺人事件の犯人として逮捕される
息子の悪友からの「この街の人間の言うことを信じるな」という言葉を受け
母親が真犯人を執念で探し出す…といった内容


映像がずっとワントーン暗くじめじめした感じでこの映画にとても合っています
認知症のおばあちゃんが米びつに手を突っ込むシーンがとても良かった


ひき逃げする金持ち、いい加減な捜査しかしない警察、仕事しない弁護士、
米や小銭の為に身を売る女子高生、母親の過去、

登場人物が皆大変です









フィツカラルド(1982年)/ドイツ映画


主役のクラウス・キンスキーの演技がめちゃくちゃ良かった

CGがない当時に、大きな船を山へ登らせる映像を撮っちゃうとんでも映画なんですけど
実際山を切り開いて、てこの原理だけで登らせてます凄く圧巻


オペラが好き過ぎて自分のオペラハウスを作る!と野望を抱く主人公が
資金繰りの為に未開の南米へ行くんです。

夢の為に一直線になると人間凄いな~というか
一生懸命生きる人って何でもやっちゃうんだな








ホーリーマウンテン(1973年)/アメリカ映画


万人に手放しでおススメできない映画ですが…
小説でいえば「ドグラ・マグラ」「黒死館殺人事件」と同じベクトル?
なんとも言えない奇妙な作品

監督が取り入れたいものを全てガシガシ込めた感じで
話を追って楽しむものじゃない映像と奇妙な世界観を楽しむそんな映画

今なら動物愛護団体とか人権団体とかが凄く騒ぎそう








ルートアイリッシュ(2010年)/イギリス・フランス・ベルギー・イタリア・スペイン合作



世界一危険な道と言われるイラク・バグダッドの「ルート・アイリッシュ」
そこで民間の雇われ兵士として一緒に戦争に参加していた親友が殺される。

戦争だから何があっても不思議じゃない…とは思えず
その状況に違和感を感じた主人公は一人で真相を探っていく


民間の雇われ兵士になると報酬が凄いらしいです
そこで、好き勝手する輩もいるし、戦争のそんな汚い真実がこの映画を通して知ることができる
物語を楽しみつつも戦争の民営化でどんなことが起こっているのかが分かります


それにしても日本車ってやっぱり丈夫なんですね







不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年)/旧ソ連映画





大好きです
DVD買っちゃおうかな


全編通してゆる~い魔訶不思議な惑星の物語
ゆるいっていっても、ちょっと政治批判もこっそりちりばめられているのかな?

地球では恐らく無いだろう言語や慣習なんかをを1から生み出している
世界観が見事だな~と思います

こんな映画もう作れないんだろうな~
















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