今年に入ってからは簿記の勉強優先していて全然読書できてな~い
体が2つ欲しいわ。
そんな3か月分の記録
狂人日記/ゴーゴリ
ゴーゴリはやっぱり短編が好き
「狂人日記」…気のふれた中年男が綴る日記
ゴーゴリの書く主人公は孤独で身分が下で救い難い人が多い
基本的に社会から弾圧されている側からの視点がよく分かる
「ネフスキイ大通り」…この中の短編集で一番好き
ネフスキイ大通り…時々他のロシア小説にも登場するサンクトペテルブルクの主要大通り
都会の華やかな通りだ
ここの通りはとっても煌びやか素敵な素敵な通りです
なんて感じの始まりから物語は展開していき、最後に再び ね?都会で素晴らしい大通りでしょ?
て締めくくり
一見すると羨ましい限りの華やかさであっても実情はどうでしょうね??
て怖い怖い
「肖像画」…べリンスキーからは酷評だったらしいけど…面白い
才能ある画家が金に目がくらんで「本物の絵」よりも客の望む通りの絵しか描かない俗物になっちゃって
本当の才能が失われてしまった。
2部作展開で話が繋がっていく
野分/夏目漱石
草枕が素晴らしすぎたーのでその余韻のおかげであまり頭に入ってこなかったのですが
こちらも良かったです。
自分が正しいと思った道しか行かない変わり者の先生、
それに振り回される奥さん、
先生に人生の指針を自然と与えられ影響を受ける生徒?
それぞれの生き方と視点が書かれていて、人間の考え方生き方はそれぞれ皆違うなーって
当たり前のことを改めて思う…
にしても先生が頭良過ぎて難しい内容多数なので読み返し必至
山女日記/湊かなえ
ドラマでやっていたので原作が読みたくなり図書館へダッシュ
湊かなえさんの本は「告白」以来
最近の作家さんでは好きランキング上位に入る
(…ってこれで読んだ作品2冊目だけど…)
登山、アラサー女
このワードの話に食いつく女が丁度ここに
アラサー女達がそれぞれ特有の悩みを登山しながら整理する、そんなオムニバス形式の物語でした。