ロシヤ文学評論集Ⅱ/べリンスキー
文学の繁栄している国というのは同時に芸術も繁栄していて
芸術・文学の繁栄って結局はその国が進んでいるということだ
歴史が浅かったり後進国だと芸術や文学の大成は難しい
ロシア文学は歴史は浅くてもとても勢いがあって
他国にも認められている
丁度政治と絡まりあって大変な時代だっただろうけど
Ⅰを読んでから間が開いたため内容忘れたけど
また続けで再読してみたいと思う
お化けの世界/坪田譲治
坪田譲治という作家はこの本で初めて知った
タイトルに惹かれて読んでみたら
子供視点で書かれた現実と非現実のごちゃまぜの様な話
残酷な現実によるストレスでの精神異常がそうさせるのか
淡々とした文章でなんとも奇妙な感覚に襲われる話だった
檸檬/梶井基次郎
有名な日本文学なのでずっと読みたかった
「私」という主人公の心のうちがつらつら書いてある
これは病気して憂鬱な気分を味わったことのある人は
とても共感が持てる小説ではないか??と思う
桜の木の下には/梶井基次郎
短いお話だけどとても印象深い
よくいう「桜の木の下には死体があるから桜が綺麗に咲くんだ」という言葉は
梶井基次郎が最初なのかな??
山月記/中島敦
これも有名な日本文学作品だから1度は読んどかないと~
と読み進めると あれれ?
これ読んだことあったわ
でも以前読んだ時と年重ねて読んだ時とは心に響くものが全然違うね
人生の教訓になるというか
教科書や道徳の本に載せるべき(ていうか載ってる?)作品ですね
草枕/夏目漱石
お恥ずかしながら夏目漱石は「こころ」を中学生の時に読んだきりで
他の作品は全然知らなかったんです
(しかも内容うろ覚え)
草枕読んで
なんで今まで夏目漱石読んでこなかったんだーと後悔
個人的には日本文学者(古典除く)の頂点に思う
知識の幅広さが凄い…
漢詩も英詩も芸術に関しても造詣深い
でも日本の食事や文化が一番好きなんだなーっていうのが
所どころで伝わってくる
有名どころの作品は全部おさえていこうと思う
失われた時を求めてが6巻で止まったままだけどまた読み始めるぞ
多分一番面白いところで止まってる
でも今回日本文学をちょこっと挟めて息抜きできたというか
そんなこと言うと失われた~を読む労力が大きいように見えますが
実際他作品と比べると大きいです
読んでいると楽しい
しかし暇だから本読もう~ではなく気合を入れてさぁ読むぞって位置づけの作品です。
これも年重ねた時再読するとまた違うのかもね