MARINKA日々の記録

2019年4月男児出産しました。
主に育児記録になったけど時々読書、毎日のごはんも。

11月度の読書

2016年12月09日 | 読書・映画




(画像はお借りしました)

失われた時を求めて6/プルースト



シャルリュス氏とジュピアンの秘密を偶然見てしまった主人公。
物語の後半ではアルベルチーヌに対してもそうじゃないのか??との疑いが…

シャルリュス氏とジュピアンの出会いのシーンは喩えが美しいというか、
他の小説では読んだことのないような表現が凄く心に残った。



それにしてもシャルリュス氏、一人では飽き足らず隙さえあればちょっかいを出せる様に
色々と吟味しているところがなんだか面白い。


サブタイトルのソドムとゴモラ
旧約聖書で性的に乱れ(同性愛等)堕落した都市として神の怒りを買い滅ぼされた都市だそうな
(死海の辺りにあったと言われている)


果たしてサブタイトル通りの様になるのか
アルベルチーヌも黒なのか
7巻にこうご期待です







最近映画熱も再熱ちょこちょこ観ています

こないだテレビでやっていた『日輪の遺産』




(画像はお借りしました)



終戦前後のお話だけど
学生が兵隊さんに

「敵国の本を読むな!」と怒られていて
「でもヘッセはドイツの…」と言おうとして
すかさず口答えするなと被せで怒鳴られているシーンがあった。


ヘッセで怒られるなら…

失われた時は勿論、
大好きなドストエフスキーやゴーゴリなんてもってのほかだな


良い時代に生まれてよかったです


しかし岩波の装丁は綺麗だな~



広島ブログ