日曜の法事の会食は言問通りにある金沢料理のお店でした。
懐石風に突き出しから、焼き物、蒸し物と出てきます。
器もなかなか良いものが使われて、目も楽しめます。
そこで使われた織部焼きを見て思い出しました。
大分昔、母を連れて笠間にある日動画廊の美術館を観に行きました。
日動画廊自体は銀座の有名な画廊ですが、別館というか、美術館として笠間に
立派なものがあります。
創始者がここの出身で、ここに美術館を作ったという話です。
いろんな別館もあり、車のコレクションのものや(坂本九の乗っていた300SLとか)
あとは、北大路魯山人の住居跡。
といっても外から風呂場とかを覗いただけなんですが、その風呂場が凄い!
魯山人自身が焼いた、織部のタイル。そう、10cm四方くらいのもの。
これを張り詰めた、なんとも贅沢な風呂場。壁が織部焼きです。
説明書きにそういう風に書いてありましたからね。
これにはたまげました。
今も見られるのかな?
調べたけど春風萬里荘(笠間日動美術館分館)はあるけど、とてもとても立派なもので
昔観に行った山の中の物と違った感じです。
ちゃんと建物の中を見学でき、その中には魯山人の作品が展示してあるとか。
日動画廊の創設者と魯山人が知り合いで、「ここにアトリエを作りたい」という言葉から
鎌倉の邸宅を移したということです。