インド

インドに良く行きますので、中から見たインドアレコレ

インドの秘境 - 15 - Khamasom-Tusom

2007-04-19 14:05:57 | Weblog
4駈じゃなきゃこんな川は渡れない。  運転手はしきりに車を洗っている。 しばらくは皆さんピクニック気分。 

私も靴を脱いで、川に入った。 できるだけ皆さんが汚していない水を求めて少しでも上流へ、 そして顔を洗い、頭に水をかけてごしごしとシャンプーなしの水洗い。 日焼けした顔に水がしみる。 

 全員が川を渡ったところで、やっと出発。 今度はずっと登りである。  かなり登ったところで先頭車が脇に止まった。 景色の良いところで今度は記念写真。  40数人で殆どピクニックだ。 ところが、皆のんびりして出発しそうにない。 

 聞くと、後続のトラックを待っている。 つまり、全ての車がつながって、相手の村に入っていくというのがしきたりだそうだ、トラックはかなりの人数を荷台に載せているため、この坂を上るのは結構大変だ、大きなエンジン音を響かせながらあのでっかい、しかもぼろぼろのトラックがやっと坂を上ってくるのが見えたときには皆で歓声!


インドの秘境 - 14 - Khamasom-Tusom

2007-04-18 12:57:46 | Weblog
 9時過ぎにそれぞれが車に分譲して、花婿の村へ出発。 大型トラック3台。 2台はこの村のトラックだ。 1台は、この村での結婚式に参加するため花婿の村からやってきたトラック。 そして、 4厘駆動の車が4台。 

 トラックには、昨日の結婚式で貰ったプレゼントが乗せられ、そして移動する人たちのバッグも積まれた。 大勢の人たちが荷台に乗り気勢を上げながら出発。 何せ8時間かかる。

 この村を出て直ぐ、難題のでこぼこ道に差し掛かる、無数にあるこの難関をやっと通り抜けたところで一旦車とめて休憩。 全ての車が揃ったところで出発。 2度ほど同じ事を繰り返し、やっと村に向かう2差路にさしかかった。 

 標識に村の名前が、だが距離は書いていない、直ぐだろう・・ と、思ったが甘かった。 40分くらいかかって山の頂上にでたと思ったら今度は一気に下って川岸へ、何と川には橋がない。 

 先発の2台の4駆は既に川の中に・ そして乗客は全部降りて水遊びをしている、女性たちは足首まで川につかり、シャンプーをしているもの、そして顔を洗っているもの・・・  運転手は、埃まみれになった車の洗車。

 そういえば、もう2日も風呂に入っていない。 もちろんシャンプーもしていない。 かと言ってまさかここで・・

インドの秘境 - 12/13 - Khamasom

2007-04-17 13:23:47 | Weblog
 夜中になって雨音がし始めた、かなり強烈な雨だ。 雨も20~30分程度ならお湿りで、埃を収めてくれるので助かるが・・  朝9時前から次の村に移動があるため、これ以上の雨は大変困る。 

 かなりのでこぼこ道なので、雨が降ってどろどろになるとスリップしてとても危険だ、道には大きな溝が無数にできている、雨で地盤が緩み、車が動けなくなった証拠だ。

 深夜から突風が吹き荒れた、屋根のトタンが外れかかっているのか兎に角がちゃがちゃとうるさい音を立てている。 寝不足だ!  山の上に村があるため、朝4時半頃から、明かりがさし始めた、もう女性たちは食事のしたくをするため起きている。  

 せめて6時までと思ったが、結局風の音と、とたんの音であきらめて起きた、6時になると村のスピーカーが音楽を流し始める。

  村の人たちの朝食は早い、6時には殆どの人が済ませている。 
ミネラルウォーターで、顔を洗う、歯を磨く、髪の癖を直す為、手で水をかけ、両手でごしごし・・・ シャンプー代わりに手でマッサージ。 風呂に入っていないので、頭がかゆくならないように、念入りにマッサージをする。

 トイレだ、皆さん早いらしく、運よくあいている。  長老が恩同を取って、壊れかけたとたんの修理、幸い雨は上がって日が差している。 この先8時間の行軍が始まるのだ。 

 今日は特別で、花婿の村に出かけなければならないので、9時に昼食を済ませるように・・ と、皆さん早くから昼飯を食べている、集会場の方を見ていると食事がおわった人が竹の筒のところにいって手を洗っている、何をしているのか詳しく知りたいので直ぐそばまでいった見た。 

 大ぶりの竹の底側が一定の距離で穴があいており、その穴に竹の切り端をつめて水が漏れないようにしている。 食事は手でするので、終わった人がそのつまみを引っ張って水をだし手を洗う。 うまく考えたものだ。 竹の長さは10Mくらいか。

インドの秘境 - 11 - Khamasom

2007-04-16 16:01:10 | Weblog
 さて、結婚式だ、いや披露宴なのか? 後で、聞いた話だが、本来の結婚式はどちらかの村で一回だけ執り行うものだそうだが、親父さんが頑として、自分の村でやりたい・ と言って、結局両方でやることになったそうだ。 

 村人、近くの村から、そして新郎の村からと合計1500人くらいこの村に集まったそうだが、おそらく今後このような派手な式はないだろう。 全員がクリスチャンの為か、アルコールは一切なし、この Manupur ではアルコールは禁止されている。 つまりこの1週間は、アルコールなしの生活となる。

 300人ほどの村、しかも一番奥地にあるこの村は殆ど自給自足、しかし、人数が少ないせいか、村人全員がまとまっている。 スピーカーで呼びかければ皆さんその号令に従うそうだ。  命令に従わなければ ”リンチ” だと。 (冗談です) 

 村人に質問した。 なぜこの地方の村は、山の頂上にあるのか? 村が無数あるが、水のある川沿いになぜ作らないのか? 回答は: 昔は各村が戦争状態だった、敵が攻めてくるのがわかるように高いところに村を築いた。 

 なるほど、日本の戦国時代と同じだ。 その後、キリスト教の教えで、互いの村の戦争は収まったが、その当時の考え方がそのまま残っており、未だに不便な山奥の頂上に村を築いている。

インドの秘境 - 9/10 - Khamasom

2007-04-15 12:16:15 | Weblog
 疲れたので、部屋に入って休んでいると、外が騒々しくなった。 部屋の前が小さな集会場になっているので、そろそろ始まるのかな? と、戸を開けてでると、目の前にManupur の大臣らしき人がスーツ着込んで座っているではないか。 

あわてて、部屋に戻って着替える、ネクタイ、靴・・・ ばたばたして外へ飛び出す。 直ぐ紹介された。 ところが、単に知りあいの結婚式が見たくて参加したつもりが、この後とんでもない方向に。

 この後、用意された別の場所へ移動、公会堂のような建物の中へ主要メンバーが移動、一番前が一段と高くなっている、Minister(大臣)がその中央席へ夫婦で、その周りを村の責任者がずっと並ぶ、突然私に声がかかった、上がって来いという、断ったが、押されてとうとう VIP 席へ。 

何が始まるのか? どうも結婚式にしては雰囲気がちがう。 マイクを使って、ひな壇に座っている人の紹介が始まる。 私も、日本から来た特別ゲスト・ と、言うことになってしまった。 まさか、しゃべれということには・・ と、思いながらも、万が一のことを思って、ショートスピーチのことを考えていた。 幸い、それはなかった。

  大臣のスピーチの後、奥さんから記念品が村へ・ なんと、ランプである。 電気が供給できないからランプなのか? 良く分からないが・  その後、村人から挨拶、現地語の合間に英語がはいるので何を言っているのか多少分かる。 

  どうも、大臣にお願いしている様子だ、電気を通して欲しい。 水道を・・・ と、 一通り挨拶が終わると、食事開始だ。 私もひな壇の上で、大臣を目の前にして食事をした、もちろんスプーンを使ってだ。

 食事の後、結婚披露宴があるようだが、大臣は帰る様だ、大臣が動くたびに銃を持った護衛がついて回る、20人位いるだろうか? ジープ初め、4駆の車を含めて8台を従えて帰っていった。