リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

今年の釣り納めを

2022年12月26日 | 鯉釣り日記
何時にしようかと考えているうちに,気が付けば,もう年末.それならこの1年を振り返ってみようかと思います.もちろん鯉釣り中心ではありますが.思い出しながら今年の鯉釣りの世間の状況はどうだったのでしょうか.

 ここ数年,動画配信が盛んになり,誰もが発信できる環境ができてきました.影響力もある動画は,ブログに比べてもその情報量は格段に上回ります.しかし,どうでもいいような内容で,動画を垂れ流しているだけの内容のないものも増えているようにも感じているのは私だけでも無いようで,そんな声も聞こえてきます.それと,一時的に頻繁に配信していても長続きがしていない動画も多々あります.そんな中で,感じていることの一つは,以前は書籍で詳しくポイント等も紹介されていたのが,最近の動画はポイント等も恣意的に隠す工夫がなされ,本来の動画の情報力が損なわれているように感じます.その背景には,ポイントを紹介するとそれを見た釣り人が殺到して自分の釣り場がなくなる危機感を感じているようにも思われます.釣りに関して,ポイントは貴重な情報であり,特に鯉釣りのような待ちの釣りでは特に言えそうです.
 また,動画では,特に何気ないその人の所作からその人のマナーや人間性も,良しにつけ,悪しきにつけ垣間見れるものです.このことは発信者自身には見えにくい点かもしれませんが,長い目で見ると,このことはその動画が長続きするかどうかや,評価につながる気がします.そんな観点でいろいろな鯉釣りの動画を見るのも一つの楽しみ方かもしれません.
 ブログに比べて情報発信の仕方に関して動画の方が,ある面で,時間的にも手間暇がかからないところもあり,最近では動画の方が情報源としては多くなっていています.鯉釣りの雑誌もなくなって,その代わりに動画での情報が増えてきている中で,情報の取捨選択という視点が,観る側にも,より求められると感じます.書籍で文章を書くとなると,それなりの推敲等も必要で,編集者等の方針もあり,ある程度の客観性は担保されますが,動画ではその観点が少なくなるので,配信する側も,観る側にも,その意識がより強く求められそうです.
 結果として,厳しい批判も起きたり,時には問題提起も起こったりといろいろありますが,配信する方も観るほうも趣味の鯉釣りを楽しむ連帯感を持つことで,楽しめるのではないでしょうか.そんな気持ちで,楽しく拝見させてもらってるのが最近の私自身でもあります.
 
 そんな私自身ですが,今年も時間を作っては鯉釣りに勤しみました.鯉釣りが好きなんですね.大きな鯉を釣ってみたい.きれいな景色の釣り場で釣ってみたい.誰も竿を出していないところで釣ってみたい.仲間と楽しく鯉釣り楽しみたい.一人で鯉と対峙して勝負してみたい.このタックルで釣ってみたい.このエサで釣ってみたい.等々.挙げればきりがありませんね.これらの中には鯉釣りでしか感じられない,ほかの釣りにはない鯉釣り独特の魅力がその底辺にはあるように感じています.
 私と同様に,鯉釣り以外の釣りはしないという生粋の鯉釣り師,カープアングラーが殆どだと思います.少なくとも私の周りはほとんどがそんなアングラーばかりです.
 そんな特殊と言えば特殊な鯉釣りではありますが,イギリスでは鯉釣りは釣りの中でもメインの釣りだと聞いています.実際に私の周りにもそんな鯉釣り好きのイギリス人もいますが,なぜイギリスでは盛んな鯉釣りが日本ではマイナーなのか,そこには釣りに対する考え方や,更には文化的な背景もあるかと思いますが,そんなことにも思いをはせたり,時には議論したりする時間的余裕が鯉釣りの「待ち」にはありますね.そんな議論を釣友と話しながら「当り」を待てるのも,鯉釣りの特徴ですね.鯉釣りが盛んになって,釣り人が増えて,結果として,釣りに行ってもすでに人が入っているとか,マナーの悪い釣り人が増えて「釣り禁止」になる釣り場が増えたりとなっては,困ったことになります.
 私の田舎の野池も最近は多くが「釣り禁止」になってきていますが,聞いてみると「バス釣り禁止」なんですね.そんなことから考えるに,鯉釣り人口も今のままでちょうど良いかもしれません.要はマナーの問題かもしれませんが.

 今年の私の釣果に関して,地元での不調が顕著で,櫛田川や雲出川での釣果がいまいちでした.例年冬場は地元で釣ることが多い中で,地元河川での不調は今後の検討課題の一つです.
 次に,地元の野池での大型の釣果が出たことです.特に春から夏に「足」でポイントを見てまわり,じっくり狙っての90台の大型を喰わせられたことが,その後の私自身の釣りにも,影響大でした.来年もこの野池での釣りは,続けていきたいと思っています.さらに,来年は,新しい野池の開拓も含めて考えています.
 秋以降は,余呉湖が中心で,夏の修行の成果が出た今年の余呉湖でした.夏に新しい竿を試して,それ以降,その竿に合わせた釣り方や仕掛け,餌の工夫などが釣果に結び付いたかと思っています.それが12月まで続いています.例年よりは少し数も多く釣れたかもしれませんが,大きさ別の割合は以下のようなものです.
1.100cm以上   (5%)
2.90cm~99cm (24%)
3.80cm~89cm (38%)
4.70cm~79cm (23%)
5.69cm以下    (10%)
平均サイズは83.4cmという結果です.
 単に大きさだけではなく,きれいな鯉とか,野鯉(在来種)も大事な指標と考えています.そんな自分なりの指標を定め,楽しみを増やしていくことで自分の鯉釣りの幅を広げていければと思います.本格的に40年ほどの鯉釣りの経験でもまだまだ奥深さを感じながらの1年であります.さて,行く鯉来る鯉のことを考えながら,道糸を巻き替え,竿やリールの手入れをして,リグを新調して,レッドコアラインも新しくして,気持ちはすでに来年に向かっています.みなさん,いいお年を!







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