リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

犬も美味いよ!?

2021年12月06日 | 雲出川
 冬の河川の2回目として、一応地元の雲出川へ。一応というのは、家から車で45分ほどかかるので、地元と言える限界と考えて。春以来の久しぶりの雲出川ですが、朝から雨で気温も上がらず、日差しも見られないので、気持ちまで暗くなりそうな月曜の朝でした。
 急ぐことなく、淡々と準備をしてポイントに到着した時には9時を回っていて、6時間の釣行を考えると日暮れまでなんとか頑張れるか。気持ちが折れないことも大切かと色々本なども持ってきています。粘ればなんとか1本は食ってきそうな予感もしたので、丁寧に1投目を投げてコーヒーを飲みながら朝刊に目を通します。気持ちが雑になると釣りも雑になり、釣りが雑になると気持ちまで雑にもなる、そんな鯉釣りですが、果たして今回はどうか。

 今回は、1年ぶりに焚き火の準備をしての釣行です。昨年、自宅の山の杉の木や竹を伐採して、焚き火用にマキとして、1年間乾燥させておいたものを使います。火の付きも良く、炎を見ていると、何となく心が癒されます。
 

 水は減水気味です。対岸では、竹藪の伐採で、重機の音が絶え間なく聞こえています。こちら側に鯉も移動しているのではと考え、小さめの餌として、ソースのワフターを選択します。狙い通りに、1時間半後に最初の当たりがあり、元気な鯉の引きを味わいます。
 
 70台前半の鯉でしたが、この時期の1本は、大きさに関係なく、印象深いものです。優しくリリースして一息つくと、車が1台来て、女性が降りてきます。こんな所に、しかも雨の中を。??と思って、挨拶をして、まさかとは思いながら、「釣りですか?」と聞くと、カニを取りに来たと、大きな四角いネットのカゴを4つばかり持っています。気にしないので、どうぞ投げて下さいと言うと、

 竿の近くですが、遠投してあるので釣りには関係ありません。少し言葉をかわすと地元の中国人で、日本に来て9年ほどらしい。日本語も上手く、いろいろ話しながら焚き火を囲んで、日中の文化論にまたがる話を始めていました。

 ズガニを狙っているようで、採って自分で調理して食べるそうです。調理の仕方も丁寧に説明してくれます。そうして、いつの間にやら、話も弾み出し、私が卓球をやっていた関係もあり、歴代の有名な中国の選手の名前などを上げながらスマホでその選手を検索しながら楽しい話しに盛り上がりました。
 
 何回かこのポイントにカニを取りに来ているようで、前回は大きなナマズがカゴに入ったとか、その動画も見せてもらいました。今狙っているカニは美味しいらしく、私も子供の頃採った記憶はありますが、食べた記憶はなく、日中での淡水魚に関するイメージも少し違うようで、興味深く話も聞けます。
 
 私が昔、卓球の関係で中国国家体育委員会の招待で2週間ほど、北京、天津、ハルピン、長春、大連等に行ったことがあり、たまたまこの中国人が出身がハルピンだったこともあり、歴史の話や親兄弟の話まで時間を忘れるくらい、話し込んでしまいました。でも、やはり話で面白いのは食べ物の話で、日中で文化や習慣の違いは、食そのものの違いにつながります。一番印象的だったのは、
「この蟹は美味しですが、犬も美味いよ!」・・・・・・猫は食べないそうですが。

 その後、彼女がカゴを引き上げると、4、5匹カニが入っていて、鯉釣りより効率がいいことを見せつけられます。日が傾きかけてきた時に私のバイトアラームも鳴り、2本目をゲット。
70台後半のサイズですが、今日は2本で十分で、中国の話もいろいろ聞けて、師走の貴重な釣行になりました。




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