リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

地元河川10月2

2022年10月20日 | 雲出川
 今月2回目の地元河川の雲出川への釣行です。この時期は亀対策が必要であり、ここでの釣れてくる鯉も痩せている感じで、これも亀の影響かとも考えられます。それだけ今の河川では亀の影響が、釣りだけでなく、他の魚の生態にも及んでいると考えられます。

 亀対策としては、いろいろ考えられますが、ボイリーを使うという前提では、カプセルを使う方法が今のところ、ベターかなと思いますが、今後その対策も進んで行くと思われます。

 さて、今回の私の対策は、シンプルなもので、その時の亀の状況を考慮して打ち返しに変化をつけながらの穏やかな対応です。意識的にフィーディングと食わせの投入位置を変え、食わせの亀による食われ方に対応して打ち替え回数を変えていくというものです。

 今回は8時間釣行で何とか結果を出してみたいと考えました。フィーディングはボイリーを一掴みだけ、距離にして10mほど喰わせと離して打ちます。それぞれ、80m、70mの岸からの距離です。鯉の警戒心を考慮して、日頃餌が入らない距離を意識しての遠投です。

 フィーディングをすれば素直に鯉が寄って来るようなポイントではないので、適度なフィーディングと餌の打ち替えのタイミングの取り方が、このポイントでは必要です。餌の打ち替えによる音で鯉が餌を感知することなども意識して、丁寧なキャスティングを心がけます。また、前回の一本も打ち返し直後のあたりでもあったので、それも今回は意識しています。

 今回も遠投仕様でのタックルで
 
竿はCenturyのC2の13ft、3.5lbとリールはUKDaiwaのトーナメントISO5000QDで道糸は4号です。オモリは35号です。スローイングスティックも遠投ができるNASHのパワーショットです。
普通のスティックと違って抵抗が少ない分、飛距離は15%ほど伸びるので、遠投したい時の必需品です。左のタイプは今は廃盤になっていますが、右のタイプが素材がカーボンになって、現行のものです。日本のショップにはないので、直接イギリスから購入することになります。仕様頻度が多いタックルなのですが、あまり意識していないアングラーも多いかと思いますが、それは選択の幅が少ないというのが一つの要因とも考えられます。ともあれ、もう少し意識したいタックルの一つでもありますね。

 さて、第1投の後の当たりを期待するも、時間だけが経過して行き、12時に餌を確認するために竿を上げます。すると、前回とは異なり、全く亀に喰われていません。今回は亀の影響が少ないので、期待できそうです。打ち返ししてからも安心して当たりを待てます。

 しばらくして、釣り場には似合わないレクサスのSUV車がやって来ました。降りて来たのは昨年もここで顔を合わした中国人夫婦でした。この時期に食用に蟹を取り来ているようです。蟹籠を沈めて、しばらくの間釣りをして時間を過ごすようです。合間を見つけてはいろいろ話をしながら、中国のことなどを聞いたりしていると、午後2時ごろに当たりがあり、川の鯉らしい引きを感じさせてくれます。中国人も驚きながら一部始終を見てくれています。
前回よりは小さい80cmの鯉です。中国人が食べるので欲しいというのですが、この大きさだと食用では美味しくないと説得して、優しくリリースします。その後、他の竿も上げて餌を確認するも、亀に喰われていなかったので、そのまま再度打ち返します。

 打ち返して1時間後くらいでしょうか、中国人が蟹籠をあげて帰り支度をしていた時にバイトアラームの音に中国人もびっくり。当たりから私の取り込みまでの一部始終を動画に撮ってくれています。なんか緊張しつつも引の強さを感じながらのやりとりです。10分くらいのやり取りの後、ネットイン。
一匹目より少し大きい、85cmの鯉です。たまたま中国人の目の前で二匹ともあたりをもらって、釣り上げましたので、彼らはびっくりの様子でしたが、これはたまたまで、なかなか簡単には釣れませんと説明しておきました。

 車はともかく、釣り文化については中国もまだ発展途上のようです。鯉釣りしながらも、日本と中国のこと、政治から文化まで幅広く話できたことは今回のもう一つの釣果でもありました。こんな鯉釣りも亦楽しからずやという1日でした。


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