「フル百走」めざして世界を走り抜け!

参加した国内外マラソン大会を紹介します。大会の雰囲気、記録、旅の様子、風景、食べ物等を多くの画像とともに紹介致します。

無事安心の完走!東京マラソン2010

2010年03月06日 | マラソン

わたしのJogNote

64回目のフル完走でした。
昨年8月の北海道マラソンで左足膝関節を大きく痛めてから苦節6ヶ月
症状:たな障害・変形性膝関節症


たった一歩さえ前に進むことができなかった左足
それからひと月たっても1メートルさえ前へ駆けることができなかった左足
このため、目に見えて急激にやせ細る左足大腿部の筋肉
視点を変え、50メートルプールの歩行専用コースで水中駆け足を試した時期
重量を度外視した安定性一番のシューズMR967ライムを9,140円で購入(激安!)
足への衝撃を軽減するための繰り返される雪道ラン
色々なことが走馬燈のように思い出されるこの6ヶ月であった。

さすがに、この時は華やかな競技生活に別れを告げ、労働生活に没頭すると覚悟を決め、
残り少ない人生をダラダラと目標もなく過ごすことしかないと半ばあきらめていた。
ただ、ほんの少しの目標といえば、経済大国世界第2位の復活を目指して
毎日1時間サービス残業することを密かに決意していた。追い越せ追い抜け中国です。

前日、受付会場のビッグサイト内で
バドミントンの潮田玲子さんのトークショウがあった。とってもカワユイ
よみうりテレビの女性アナ・虎谷温子さんも取材に来ていた(本人も5時間台で完走を果た
した。)。五十嵐竜馬アナ(6時間台で完走!)もご一緒で若々しい姿はテレビで拝見し
ているとおりでした。まさに竜虎コンビです。むかしむかしの私を見るようです(?)


しかし、驚く無かれ平成22年2月28日(日)午前9時10分
冷たい小雨が降り続く「東京」に不死鳥(異人さんは“フェニックス”と発音する。)
の如くよみがえったのである。まるで不朽の野球漫画「巨人の星」で度々登場する烈火
のごとく真っ赤な火口から天高く飛翔する不死鳥のように・・・

さて、東京は日本の政治・経済・文化・その他の中心と考えられがちであるが
これが大きな間違いであることに気付くひとは残念ながらわずかである。私ひとり
あくまでも東京(都)は“京都の東”にあるコンクリート製の町に過ぎないのである。
したがって、日本の中心は京都と言えるのである。
私はハーフを走る京都シティマラソンに何度か参加したことがあるが、最近、開催中止に
なってフルを走る計画が練られていると噂に聞いた。日本の中心の京都を走るフル42キロ、
是非とも走りたい。世界のランナーもTOKYOよりKYOTOを走りたいと思う。

なぜか話題が逸れてしまった。

今回のレース、2度の間違い(ケガ)は起こしてはならない。
そのため、キロ5分、5キロ25分、フィニッシュ3時間30分で緩(完)走することを
計画、25キロまでは予定通りのラップを刻んでオン・スケジュール!

       ラップ     スプリット
5キロ  24分35秒
10キロ 24分49秒     49分24秒
15キロ 24分38秒 1時間14分02秒
20キロ 24分34秒 1時間38分36秒
25キロ 25分20秒 2時間03分56秒
30キロ 27分36秒 2時間31分32秒
35キロ 28分43秒 3時間00分15秒
40キロ 29分44秒 3時間29分59秒
ゴール  13分45秒 3時間43分44秒

しかし、23キロを過ぎて間もなく、スタート地点から寒さと雨対策で被っていた黒いゴ
ミ袋(45リットル仕様)を脱ぎ捨ててしまった。それまでは日が射していなくても黒い
ゴミ袋の中は常磐ハワイアンセンターのような暖かさにあったのだが、これを脱ぎ捨てた
とたんに、寒風吹きすさぶ青森八戸地方のような厳寒の地に放り出された様になった。
このため、昨日、新大久保で貯めに貯めた栄養(体力)を急激に消耗してしまった。
まさに、蓑虫のミノを剥がされたミノガ科のガの幼虫のように。

それからは、各給食所でバナナ、オレンジ、あんパンを食べ、無料でお昼ご飯を済まして
しまった(そう言えば、アンパンマンの被(かぶ)り物を着ていたランナーがいた。
そして、その被り物のあんパンが本物のように美味しく見えたことを今になって思い出した。
危ない時間であった。)。
しかし、バナナたちは無料ではない。事前に参加費1万円を払っていたのだから元を取る
ためには食べる必要があったのである。その後は少しは体力を回復して大きなダメージを
得ることもなく無事ゴールラインを万歳して踏むことが出来た

ゴール後は何と言っても足湯が最大の癒しになりました。あれは最高でした!
今回は膝が気になり、始終膝との問答で東京の景色を楽しむことが出来ませんでしたが、
来年も抽選に当たり2回目の東京マラソンを楽しみたいと思います。
抽選の神様来年もよろしくお願いします。
また、天気の神様も少しは暖かい陽気をお願いします。

私がゴールしてから有明近辺は、私のゴール完走を祝うかのように春の陽光が眩しく輝き
だした。着替えの最中に気がついたのである。着替えとストレッチを終えてビッグサイト
内を出ると、辺りは見事に表情を変えていた。今までどこに隠れていたのかわからない多
くの観衆がマラソンコースを5重6重の人垣で埋め尽くしていた。警備する警官たちも横
暴我が儘な観衆に苦労されていた。本当にお疲れ様です。





そして、お楽しみは色々な出店でした。もちろんビールとともにいただきました。

チュニジア共和国大使館が出店の地料理


本朝のあの寒さと雨はどこに消えたのやら?午後は本当に温暖な時間でした。
次の日の東京。寒かった!昨日は本当にワンダー・ワンダーな一日でした。

次は5月のバンクーバーマラソンの参加が決定しています。
しかし、マラソン以外の楽しみだった大リーグ観戦
今年のシアトルマリナーズのホームゲームはマラソン翌日には開催されないので残念
パブリックマーケットにも行けないので残念
スタバ1号店にも行けないので残念

今年は行こうと思っていた“デジャブ”にも行けないな~!


この前、バンクーバーオリンピックが終わりましたが、開会式・閉会式の会場だった
BCプレイスは何度かマラソンのトイレ・着替え等で利用していたのだがテレビ中継
で見事に返信していたのには大変驚きだった。あの人工芝、トイレ、シャワールーム、
フードコートたちはどうなったのか?次はこの目で確かめたいなと思っている今日
この頃である。

昨年5月のマラソンでは利用できなかったBCプレイス。その外観(朝焼けの姿)