キバになった少年

００君の今のお気に入りは、キバ。


お面セットを手にした００君、嬉しさのあまり、お面とベルトを付けた途端に変身した。　

「ガ＾～＾～ガシャ～ン！」　お面が顔にしっかり装着された。　気持は変身したヒーロの仮面ライダー「キバ」だ、に成った。　「００君！」と呼んだ、本人はもう、その時は成りきりヒーローに成っていた。


「００じゃないよ・・・・・・・・僕は・・キバ！」「そうなんだ、キバ」「うん、うん」　と頷いた。　面白い、００は成りきっている、お面の中の目はキリッとしている。　お面一つで成りきれる００に、何て言ったらいいのか、逞しい？　ではなく格好いいでもなく、真剣さにヒーローとしての誇りが感じられる。



成りきりヒーローキバ、００君。　ガーシャンという音と共に一瞬でヒーローキバに成っている。　何でも出来るぞ～という雰囲気になっている。



「００君！」・・・「僕はきばだよ～！」　　と言った。

心なしか凛々しい顔にも成っていた。


真剣、確かに真剣　　「格好いいよ～、００君じゃやない・・・キバ！！」



ガ～ガシャン！！　　またお面が装着された。