父が買ってくるはずのケーキを、まだかまだかと外で待っていた。
クリスマスケーキの時期だけに、とても寒い。 それでも、大きなケーキを買って来てくれるだろうと期待して待つ。 もうすぐ帰って来る・・後少し・・もう来るか。 ただ待ち遠しい、父の帰りが? クリスマスケーキが! 🎂 🍰
もう来るぞ、もう来る。
「あっ、帰ってきた・・お帰りなさい!」 寒いけれど待ったかいがあった。
父の手を見る、何も持っていない。 「何か忘れ物していない?」と聞く。
「何が・・何も忘れていないよ」 そうか買ってこなかったのか、期待した分がっかり感も大きい。 そうか・・・忘れたのね・・。
「何がほしかたったんだ」と父。 「大きなケーキ、今日クリスマスだから」と言った。 まだ、その頃クリスマスのホームパーティは、まだそんなに社会に浸透されていない頃? だった気がします。
「小さいので良いのよ、小さいので・・も。」 あの時、本気で思った 小さいのでも十分なのよ。
どうせ、兄弟の数だけ切り分けたら、一人分は小さなケーキに成るのだから。
「クリスマスはキリスト信者じゃないから、関係無いぞ~、ケーキは無しよ@@@」 (その時、私もまだ信者じゃなかった)
その時、本当に残念無念・・待っていたかいがない。 来年は絶対買ってきてね。
大きな円を書いた、デコレーションケーキを・・・その頃はまだ贅沢だったのだろうか? まだ、習慣にはなっていなだけだと思いながら肩を落とした。 小学生の頃の思い出
(木枯らしの風が舞っていた)
父は言った、「すぐにお正月が来るぞ~」
ご馳走+お年玉があるぞ~!と言いたかったのだろう。 法事もあるしね・・沢山のお料理が並ぶ(習わしがあった)
その時には親戚の子にも会えるし、楽しいよね。
もう幾つ寝ると・・・お正月 この頃から数え出す、 早く来い来いお正月
多くの家で聞こえる、この歌 (年末の子供の定番ソング)
クリスマスケーキは 無しよ 0(ゼロ)よ・の思い出
クリスマスの夜
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