gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

「東京原色図鑑」散歩とスナップ写真1万点。
80年代の東京も。大好きな写真家に、濱谷浩、石元泰博、森山大道氏等。

カメ漫だらだら石ちゃん散歩  寒い日々の中でも春の予感を感じる日。

2015年02月11日 | 散歩 余暇 趣味 健康 デジカメ
 
 一歩一歩春の近いことを感じる日々。

 

 ぼくの大好きな本に、トーマス・マン の 
「トニオ・クレーゲル」 という本が
たしかに青春時代の愛読書の一つにありましたね。

 北杜夫が好きで、その作家が大好きだった一冊の本ということで、おそらく読みだしたと思います。

 其の中に、こんな一文がなかったかなあ、
愛する対象に少しずつ近ついていくことが何より幸せなことなんだという、
もちろんこんな雑な言い回しではなくって、もう少ししゃれた表現の一文だったと思いますが
この言葉、この表現で マンを好きになったと思います。

 あれから、40年以上たって、ぼくも学生ではなくなり、・・・・・
今では読む本のペースも十分の一以下に落ちた感がしきりにするこの頃ですが、最近気にいっている本との接し方が分かりましたので、そのことを少し書いてみたいと思うのです。


 本との巡り合いはいつも偶然です。
そしていくら貧乏していても、面白そうな本はやっぱり買ってしまうんですねえ。

 ところが最近読書量がぐんと目に見えて減った・・・

さて、どうしましょう?

 以前に買って一度は読んだかもしれない本をまた読みだすのです。

 好きな作家や、気になる本はそんなに変わらないから、すらすらと読めるんですねえ。

それが5、600円の文庫本でも、好きなモノはやっぱり読んでまた感心してしまいます。

 一度読んだことなど忘れてまた、ふふん面白いな、となることが多いのです。

幾ら面白そうだなあと一度買った本でも、我慢して読んで、それでも最後まで読めないくらい腹が立ってきて最後まで読まないで途中でやめる作家もいました、約3名くらい。残念だけれど、何日間も我慢しながらは読まないです。ただしその作家の本は二度と書いません。

 そのようにして、いま、山口瞳 の小さな文庫本を2度目に読んでいるんだが面白くってねえ、この人はもちろん大好きな作家であるが、ウウム・・・と思う本も当然あります。

 実はこの文庫本、最近若い女性に貸す機会があり、どんな感想を持つのかなあという興味もあり、さりげなく貸してみた。返ってきてぼくも読み返してみたら、これがはまるくらい面白い。

 青春時代の本の読み方とは違う本の愉しみ方を体得した感じで、少し気に入っているんです。

          山口瞳 「私本歳時記」という本です。新潮文庫 1985年刊
 ひえええ、30年も前の本になるのかあ。
絶版になっていたらごめんなさい。
   やっぱり本は買って読むに限りますねえ、何度も読めるし自由に書き込めるもの。


      写真・文 石郷岡まさを

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