タイトル通りの疑問を言えば、
大金持ちの皆さんは、いったいに何ならばお金を払う気になるんだろう?
という疑問がまず初めにあるわけなんです。
というのも、毎日街に出て、街を観察している限りでいえば、
どのお店も、師走の繁忙期らしくない、カラッカラなようにぼくには見えるんですね。
なるほどイベントをやっている近辺の食べ物関係の屋台やインショクテン関係は結構繁盛しているように見える時もありますよ。でも、常設の商店街、それも駅に近い商店街や、駅中の
商店街を毎日ウォッチングしている限りでいえば、厳しいという印象しか持ちえません。
高い家賃を払って合うのだろうか等余計なお世話かもしれませんが、そう思えるのです。
お金の余裕のある人は一体どんな商品なら、どんなサービスならお金を払いたくなるのでしょう。
あるいは古典的な商売、と言っては如何なものか、セックスに関するサービスならお金を払う気があるのでしょうか。たとえば男性なら、きれいで若くてセクシーな女性の性的なサービスになら、また女性のお金持ちならば、美形で若くてセクシーな男性になら大枚を払う気があるのでしょうか?もちろん、性的な好みで、男性が男性に興味があったり、同じく女性が女性に興味があるようなケースもあるのでしょう。
この間、街でこんな光景を偶然見ましたのです。
あるセックスを売る場所というもっぱらの噂のあるお店、お店というのでしょうか、大昔はあるお国の名前と同じ名で呼ばれていた時もあったと思いますが、今はそんな名ではなく確か
石鹸を意味するような言葉で言っているような気がしたのですが詳しいことはわかりません、
そんなお店、何度も書きますがあれはお店と呼んで差支えないのでしょうか、で偶然通りかかりのぼくは、スーッと女性が出てくるのを見ちゃったんですねえ。
何年か前には、これも全くの偶然で、お昼を食べようと歩いていたら、本当に若い女性でしたが、そのようなお店にスーッと消えるように入っていったんですね。あれはショックでしたね。たぶん、3・11の直後というような時期でしたね。仕事に困ったならだれでも、考えるのかもわかりません。ぼくなど想像もできない事情などもあるんでしょう、きっと。
そうかといえば、最近、といっても1か月くらい前だったと思いますが、朝のカフェを愉しみ、細い小路に出ると、その泡関係のとくしゅ浴場関係の、ああ書いちゃった、お店の入り口に若い男同士の連れ合いの二人が、そのお店の前できっとためらっていたようにぼくには見えたのですが、ひとりのほうがもう一人のほうを押すようにして、お店に入る瞬間をぼくは見てしまったんですねえ。きっと会社か何かの先輩後輩の間柄なのか、あるいは学生で、お友達同士なのかどうか、詳しくはまったくぼくにはわかりませぬが、店にスーと消えるように入ってゆくところを見ちゃったんですね。
どうもぼくには今の不況が、容易ならざるもののように見えて仕方がないんです。
これ以上せっぱつまってくると、性を売り買いするだけではなくって、禁制の薬物、そう
不法な麻薬関係ですね、を商売のタネにするような怪しからん連中も出てくるのではないかと危惧しておるわけなんです。
今の世に、ほんの一握りの大金持ちとほとんどの人は貧困層に叩き落されるという今の時代に、大金持ちが買いたくなる商品を開発することが緊急の課題であるような気がしてならないのです。( 例えばですが、つい最近最高のスピーカーで大好きなジャズのアルバムを聴きました。コンサートを一人で聴いているような気持ちになれました。世界で高い評価を得ている日本製のスピーカーでした。1000万円するそうです。アンプは真空管のアンプで300万ということでした。お金を手にしたら買いたいものです。)
こないだ、ある先生が、テレビを見ていて、なんでも1枚の写真が何百万という値で競り落とされたんだそうです、その写真家の名前を聴き、ああ、その人なら300万円でしたかもっとだったか、それくらいの値がついても当然ですよ、とぼくはその先生に言ってあげたのです。
勘の良い方はもうお分かりでしょうか、ユージン・スミス氏のあの写真ですね。水俣を撮られているときに怪我をされて、その数年後にお亡くなりになられた素晴らしい写真家です。
オリジナルプリントというものがありましてね、価値を認められるものならば、相当高価で買われたりするんですよ、とぼくは先生に言ってあげました。写真といっても価値のあるものならそれだけの高価な代価で売り買いされるのです。
いよいよそのような流れがいよいよ日本にも入ってきたように思いましたね。
ぼくも、オリジナルプリントでいつか懸けてみたいと思うこのごろです。
といってもぼくのばやい、数千のフィルムの中から厳選しても、ホンの数点まあ売り物になるかなあと・・・でも、125部とか250部限定などというように限られた数だけ本人がプリントいたしますからね。
文・写真 石郷岡まさを
大金持ちの皆さんは、いったいに何ならばお金を払う気になるんだろう?
という疑問がまず初めにあるわけなんです。
というのも、毎日街に出て、街を観察している限りでいえば、
どのお店も、師走の繁忙期らしくない、カラッカラなようにぼくには見えるんですね。
なるほどイベントをやっている近辺の食べ物関係の屋台やインショクテン関係は結構繁盛しているように見える時もありますよ。でも、常設の商店街、それも駅に近い商店街や、駅中の
商店街を毎日ウォッチングしている限りでいえば、厳しいという印象しか持ちえません。
高い家賃を払って合うのだろうか等余計なお世話かもしれませんが、そう思えるのです。
お金の余裕のある人は一体どんな商品なら、どんなサービスならお金を払いたくなるのでしょう。
あるいは古典的な商売、と言っては如何なものか、セックスに関するサービスならお金を払う気があるのでしょうか。たとえば男性なら、きれいで若くてセクシーな女性の性的なサービスになら、また女性のお金持ちならば、美形で若くてセクシーな男性になら大枚を払う気があるのでしょうか?もちろん、性的な好みで、男性が男性に興味があったり、同じく女性が女性に興味があるようなケースもあるのでしょう。
この間、街でこんな光景を偶然見ましたのです。
あるセックスを売る場所というもっぱらの噂のあるお店、お店というのでしょうか、大昔はあるお国の名前と同じ名で呼ばれていた時もあったと思いますが、今はそんな名ではなく確か
石鹸を意味するような言葉で言っているような気がしたのですが詳しいことはわかりません、
そんなお店、何度も書きますがあれはお店と呼んで差支えないのでしょうか、で偶然通りかかりのぼくは、スーッと女性が出てくるのを見ちゃったんですねえ。
何年か前には、これも全くの偶然で、お昼を食べようと歩いていたら、本当に若い女性でしたが、そのようなお店にスーッと消えるように入っていったんですね。あれはショックでしたね。たぶん、3・11の直後というような時期でしたね。仕事に困ったならだれでも、考えるのかもわかりません。ぼくなど想像もできない事情などもあるんでしょう、きっと。
そうかといえば、最近、といっても1か月くらい前だったと思いますが、朝のカフェを愉しみ、細い小路に出ると、その泡関係のとくしゅ浴場関係の、ああ書いちゃった、お店の入り口に若い男同士の連れ合いの二人が、そのお店の前できっとためらっていたようにぼくには見えたのですが、ひとりのほうがもう一人のほうを押すようにして、お店に入る瞬間をぼくは見てしまったんですねえ。きっと会社か何かの先輩後輩の間柄なのか、あるいは学生で、お友達同士なのかどうか、詳しくはまったくぼくにはわかりませぬが、店にスーと消えるように入ってゆくところを見ちゃったんですね。
どうもぼくには今の不況が、容易ならざるもののように見えて仕方がないんです。
これ以上せっぱつまってくると、性を売り買いするだけではなくって、禁制の薬物、そう
不法な麻薬関係ですね、を商売のタネにするような怪しからん連中も出てくるのではないかと危惧しておるわけなんです。
今の世に、ほんの一握りの大金持ちとほとんどの人は貧困層に叩き落されるという今の時代に、大金持ちが買いたくなる商品を開発することが緊急の課題であるような気がしてならないのです。( 例えばですが、つい最近最高のスピーカーで大好きなジャズのアルバムを聴きました。コンサートを一人で聴いているような気持ちになれました。世界で高い評価を得ている日本製のスピーカーでした。1000万円するそうです。アンプは真空管のアンプで300万ということでした。お金を手にしたら買いたいものです。)
こないだ、ある先生が、テレビを見ていて、なんでも1枚の写真が何百万という値で競り落とされたんだそうです、その写真家の名前を聴き、ああ、その人なら300万円でしたかもっとだったか、それくらいの値がついても当然ですよ、とぼくはその先生に言ってあげたのです。
勘の良い方はもうお分かりでしょうか、ユージン・スミス氏のあの写真ですね。水俣を撮られているときに怪我をされて、その数年後にお亡くなりになられた素晴らしい写真家です。
オリジナルプリントというものがありましてね、価値を認められるものならば、相当高価で買われたりするんですよ、とぼくは先生に言ってあげました。写真といっても価値のあるものならそれだけの高価な代価で売り買いされるのです。
いよいよそのような流れがいよいよ日本にも入ってきたように思いましたね。
ぼくも、オリジナルプリントでいつか懸けてみたいと思うこのごろです。
といってもぼくのばやい、数千のフィルムの中から厳選しても、ホンの数点まあ売り物になるかなあと・・・でも、125部とか250部限定などというように限られた数だけ本人がプリントいたしますからね。
文・写真 石郷岡まさを