あれは、農作物に感謝するお祭りで、日本にもあるでしょ、村の鎮守のお祭りというものが、豊年満作、ありがとうというお祭りが・・・。
アメリカで、ハロウィンと言えば、子供たちのお祭りでしょ、アメリカでは。
もともとは、古代ケルト人が起源というけれど、カボチャをくりぬいた中に蝋燭を立てて、子供たちが、「トリック、オア、トリート」と唱えながら、お菓子を要求し、くれないといたずらしちゃうよ、という極めてほのぼのした秋の夜の( 10月31日に行われてきた )お祭りでしたのでしょう?
ぼくがニューヨークから帰ってきた年に、哀しいニュースがありまして、留学生の日本人の学生が、道間違えて人の家の庭に入って聞こうとしたのか、確かハロウィンの恰好のまま、アメリカ人に銃で殺されるという大悲劇がありまして、なんという銃社会の怖さ・・・なのだろうと思いました。
今でも基本的には、あちらの国では市民が銃をもって「武装」して「自衛」するというとうわけのようです。
ですから、ハロウィンというとこんな悲劇をぼくはどうしても思い出すのですね。
うっかり道にも迷えないですね、怖くて。
フォト・文 石郷岡まさを