ときどき、CDを買いに中古店を見るのですが、イベントで中古のレコードを扱うお店も
多いのは、知っていたつもり。
多くのコアなファンがいて、CDには見向きもせずに、もっぱら昔のレコードを買い漁る人も
多いのだと思う。その現場を見たのが、刺激になって、ぼくも60年代、70年代の演歌を中心に
ドーナツ版のレコードを数枚買ってみた。そしてあることに気がついたのでありますね。
今やどんな音楽だって、You tube でご丁寧に映像まで付けられて多くの人々が無料
で聴けるようである。
こんな時代になるなんて誰が予想しただろう、音楽コンテンツに関してはどなたでもどんどん無料
で聴けるようになってゆくのだろうか。
ただし、問題はある、とぼくは思う。
聴く側としては、実にのろい、それで不安定である。
今日聴けたからといって、明日も聴けるとは限らない。
突然強制的に削除されたりする、ということはやっぱり違法なのであろうか?
ぼくの近頃の最大の愉しみは・・・
昔、青年の頃に聴いた音楽をときに聴いて昔の空気に触れることであるのだが
失われた若さや、時間はいかんともし方がない、がしかし、好きだった曲を聴いて改めていいなあと
思ったりする。そんなひと時がたまらないのでありますね。
CDに選ばれなかった曲はどうすれば聴くことができるのか。
実はアナログのレコードが今でも人気があるひとつに、此のことがあるように思えてならない。
隠れた名曲や、名演奏をひっそりと自分だけで聴いて愉しむ、おそらくそんなところではないかな。
オーディオに凝っていた時代もあったが、アンプやチューナーはあるが、ターンテーブルはどこに
行ったかわからない。だからレコードを買ってもすぐには聴けないのである。うーん、残念。
音のクオリティで言えば、デジタルよりはアナログのほうが勝っていると聞いたことがある。
いつの日か、またターンテーブルを買って昔のレコードというメディアでじっくり聴いて、多少音質は落としてもデジタル化して、いつも持って歩く携帯音楽プレイヤーに入れておきたい、・・・
そういう願いや夢もあって、アナログレコードを数枚買ってみました。
( 実はもうひとつの楽しみがありまして、発売当時の歌手の写真などがあって、いかにも若いとい言うよりほとんどええッ?と思われる女性歌手の当時の写真などが見られるのであります。)
此のことは、逆もあり・・・
見なきゃよかったというケースも。
具体的にいうのは気が引けますが、今から50年以上も前の時代に、
赤X小梅さんというすばらしい歌手の方がおられまして、そのすばらしい歌の世界に、感心しましたが
嗚呼今ならこんな女性の鏡のような世界を歌で表現する人もまったくいなくなったなあと嘆くぼくも、ジャケット写真を見て、・・・・後は何も書きません。たしかぼくが見たYou tubeではお写真を載せていなかったと思うのですが、嗚呼時すでに遅し。
さて、今回は・・・
八代亜紀さんのドーナツ版を数枚買い求めましたが、多くはCDで持っているものばかりなのですが
初めて知る曲もB面にあり、それで買い求めたというわけなのでした。
文・フォト 石郷岡まさを